Windows Server 2016 のアップグレードインストール

Windows Server 2016をアップグレードインストールする手順を紹介します。

インストール前の注意

Windows Server 2016 のインストールメディア(ISO ファイル)は5.7GBあります。ISOファイルをDVDメディアに記録する場合はDVD-R DLまたはBD-Rのメディアが必要です。また、"rufus"を利用して、ISOファイルからUSBメモリのインストールメディアを作成する場合は、UEFIブートのメディアとして作成されてしまうため、注意が必要です。

手順

Windows Server 2016のインストールメディアのISOファイルをマウントします。


インストールメディアのドライブにアクセスします。ルートディレクトリにある、"setup.exe"を実行します。


下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。


インストーラーの準備が始まります。


最初に下図の[重要な更新プログラムをインストールします]の画面が表示されます。[更新プログラムをダウンロードしてインストールする(推奨)]のラジオボタンにチェックをします。チェック後、右下の[次へ]ボタンをクリックします。


更新プログラムのダウンロードが始まります。


ダウンロードが完了すると、インストールの準備が始まります。


プロダクトキーの入力画面が表示されます。


プロダクトキーを入力します。プロダクトキーが検証された旨のメッセージが表示されます。右下の[次へ]ボタンをクリックします。

[イメージの選択]画面が表示されます。デフォルトでは、GUIの無いエディションが選択されています。


今回はGUIがあるエディションでアップグレードインストールします。「デスクトップ エクスペリエンス」を選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[提供される通知とライセンス条項]画面が表示されます。[同意する]ボタンをクリックします。


アップグレードインストールで設定を引き継ぐ項目を選択します。今回は[個人用ファイルとアプリを引き継ぐ]を選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


更新プログラムのダウンロードとチェックが実行されます。


チェック後にアップグレードで問題のある項目が表示されます。ディスプレイドライバが互換性が無いと表示されました。


デバイスマネージャーでディスプレイドライバを削除し、[Microsoft 基本ディスプレイ アダプター]にします。


再度セットアップを実行し、進めます。ドライバのチェックは通過でき、下図の画面が表示されます。
Windows Server のアップグレードはおすすめしない旨のメッセージが表示されます。メッセージの右側の[確認]ボタンをクリックします。

補足

引き継ぐ項目の設定画面で[何も引き継がない]を選択した場合でも、上記の、Windows Server のアップグレードはおすすめしない旨のメッセージが表示されます。



確認ボタンを押下後、空きディスク容量のチェックなどが実行され、下図の[インストールする準備ができました]画面が表示されます。右下の[インストール]ボタンをクリックしてインストールを開始します。


インストールが始まります。


インストールが完了すると、マシンの再起動になります。


再起動中です。


再起動後、下図の画面が表示され、更新プログラムの適用が始まります。


この更新プログラム適用処理は、時間がかかります。30%程度進んだところで再起動になり、その後、50%, 70%前後で、再起動になります。


100%まで進むと、下図の[もう少しで完了します]画面が表示されます。


ロック画面が表示されます。Windows 10と同じスタイルのロック画面ですが、[Ctrl+Alt+Del]キーを押してロックを解除する動作になっています。


Administratorでログインします。パスワードはアップグレード前のアカウントのパスワードと同じです。



ログインできると、デスクトップ画面が表示されます。サーバーマネージャーも自動で起動します。


以上でWindows Server 2016 のアップグレードインストールが完了しました。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2016-10-16
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