Windowsをインストールするための、ブータブルUSBメモリを作成する手順を紹介します。

概要

Rufusというソフトウェアを利用することで、ISOイメージをUSBメモリにコピーし、ブート可能なUSBインストールメディアを作成できます。

手順

Rufusのダウンロード

RufusのWebサイト(https://rufus.ie/)にアクセスします。


ページの下部分にダウンロードセクションがあります。こちらからアプリケーションをダウロードします。今回はPortable版ダウンロードしました。

ブータブルUSBメモリの作成

ダウンロードしたrufusアプリケーションを実行します。


下図のウィンドウが表示されます。


[デバイス]コンボボックスで作成するブータブルUSBメディアのドライブを選択します。今回はFドライブとして認識されているUSBメモリに作成します。[ブートの種類]セクションの右側にある[選択]ボタンをクリックします。ファイルの選択ダイアログが開かれますので、インストールメディアのDVDイメージファイル(isoファイル)を選択します。
isoファイルを選択すると他の項目は自動的に設定されますので、そのままウィンドウ下部の[スタート]ボタンをクリックします。


USBメモリの内容が消去されるため、下図の確認ダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックしてブータブルメディアの作成を開始します。


メディアの作成が始まります。


メディアの作成が完了すると下図の画面になります。[閉じる]ボタンをクリックしてアプリケーションを終了します。


作成したUSBメモリを利用して、USBブートでOSをインストールできます。

以前の手順

RufusのWebサイト(http://rufus.akeo.ie/)からプログラムをダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを展開すると、Rufusの実行ファイルが展開されます。Rufusの実行ファイルを起動します。


Rufusを起動すると、下図のウィンドウが表示されます。


USBメモリを接続すると、USBメモリが検出され、下図の画面表示に切り替わります。


今回はWindowsのインストールDVDのISOイメージから、インストールUSBメディアを作成します。ウィンドウ下部のコンボボックスをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。リスト内の"ISOイメージ"を選択します。


コンボボックスの右側のCD/DVDドライブアイコンのボタンをクリックします。


ISOファイルを選択するための"ファイルを開くダイアログ"が表示されます。インストールするWindowsのインストールメディアDVDのISOファイルを選択します。


WindowsのインストールメディアのISOが選択された状態です。ウィンドウ中央下部の[ブートディスクを作る]チェックボックスの下に[標準のWindowsインストール]と[Windows To Go]のラジオボタンが表示されます。
今回は、通常のWindowsインストールメディアを作成しますので、[標準のWindowsインストール] ラジオボタンをクリックしてチェックします。


通常はここまでの設定でインストールメディアを作成できますが、今回は、UEFIブートのマシンを利用して、起動ドライブに2TB以上のドライブを利用します。UEFIでブートし2TB以上の起動ディスクを使用する場合は、ディスクをGPTで構築する必要があります。GPTでディスクを構築するる場合はRufusの[パーティーション構成とターゲットシステムの種類]のコンボボックスを開き、ドロップダウンリストの"GPT UEFIコンピュータ用のパーティション構成"を選択します。


設定が完了しました。ウィンドウ下部の[スタート]ボタンをクリックします。


USBメモリがすべて初期化される旨のワーニングダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックして続行します。


ファイルシステムの作成と、ISOファイルの転送が始まります。



メディアの作成が完了しました。正常に終了すると下図の画面となります。


ブート可能なUSBメモリーのインストールメディアが作成できました。