Windows Server 2016 でHyper-V をインストール後、Windowsを起動できない現象の紹介です。
現象
Windows Server 2016 でHyper-V をインストール後、マシンの再起動時に起動画面で動作が停止し、Windowsが起動できなくなります。
Windowsロゴが表示される画面で、プログレスリングが延々と回り続けます。
アップデートの場合
Hyper-V がインストールされた Windows Server 2012 R2 をアップグレードインストールした場合でも同様に起動できない状態になります。ファイルコピー完了後の再起動で、上図のWindowsロゴの画面でプログレスリングが延々と回り続けます。6時間ほど待っても進まないため、何らかの不具合があるようです。
その他
safeモードにする
Safeモードでは起動できます。
USB 3.0を無効化する
Windows Server 2012 では、USB 3.0を無効化すると起動できる場合があるとの情報があり、USB 3.0を無効にしてみましたが、改善されませんでした。
DEPを無効化する
以前のOSでは、DEPを無効化すると改善されるとの情報があり、試してみましたが、改善はされませんでした。
VT-dを無効化する
一部のマシンではVT-dを無効にすると正常に起動できます。
原因
今のところ不明ですが、UEFIで起動するマシンでは発生していません。
BIOSでの起動で古いマシンで発生する傾向にあります。
対策
Windowsの更新アップデートを待つ必要があるかと思われます。また、一部のマシンではVT-dを無効にすると正常に起動できます。
補足
HP ML310 Gen8 v2 で同様の現象が発生する場合は
こちらの記事を参照してください。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2017-05-31
作成日: 2016-10-16