DataGridView を用いたシンプルなデータベース参照 アプリケーションの作成 (.NET) - C#

.NETのWindows FormsアプリケーションでDataGridViewを用いたシンプルなアプリケーションを作成します。

プログラム例1: DataSetのコンポーネントを手動で配置する

事前準備

データセットを作成します。作成手順はこちらの記事を参照してください。

プログラムの作成

.NETのWindows Forms アプリケーションを作成します。


ツールボックス上部にデータセットのカテゴリのタブが表示されています。
今回の例ではソリューションの他のプロジェクトのデータセットのグループも表示されていますが、 プロジェクト名と同じ名称のタブのコンポーネントを利用します。



データセットのDataSetコンポーネントとTableApapterコンポーネントをドラッグして、フォームデザイナにドロップして配置します。
フォームデザイナの下部に枠が作成され、コンポーネントが配置できました。


ツールボックスの[データ]のタブのBindingSourceコンポーネントをドラッグしてフォームデザイナにドロップして配置します。


配置した、BindingSourceコンポーネントをクリックして選択します。 プロパティウィンドウの[DataSource]プロパティの項目をクリックします。


下図のドロップダウンウィンドウが表示されます。


[他のデータ ソース]のノードを展開します。プロジェクト名のノードを展開するとフォームに配置したDataSetのコンポーネントが表示されています。 クリックして、DataSetのコンポーネントを選択します。


DataSourceプロパティにDataSetのコンポーネントを選択できました。


BindingSourceコンポーネントのDataMemberプロパティをクリックします。下図のドロップダウンウィンドウが表示されます。 一覧にデータセットで用意(xsdファイルのデザイナで作成)したテーブルのオブジェクトが表示されています。 クリックして選択します。


DataMemberプロパティが設定できました。


ツールボックスからDataGridViewをフォームデザイナにドラッグ＆ドロップして配置します。
配置後、コントロール右上の三角形[▶]のボタンをクリックし、[DataGridView タスク]のポップアップウィンドウを表示します。


[データソースの選択]リストボックスをクリックします。下図のドロップダウンウィンドウが表示されます。 フォームに配置した、BindingSourceコンポーネントの項目をクリックして選択します。


BindingSourceコンポーネントが選択されました。DataGridViewのヘッダ部分にテーブルのカラムが反映された状態になります。


UIの設定はこれで完了です。


フォームのLoadイベントに以下のコードを記述します。

(フォームに配置したTableAdapterコンポーネント).Fill((フォームに配置したDataSetコンポーネント).(テーブルのオブジェクト));

今回の例では以下のコードになります。

  simpleProductTableAdapter1.Fill(iPentecSandBoxDataSet1.SimpleProduct);

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。DataGridViewにテーブルのレコード一覧が表示されます。