BindingSource のフォームへの追加 (.NET Framework) - C#

BindingSourceをフォームへ追加し設定の手順を紹介します。

BindingSourceって何をするの? - BindingSourceコンポーネントの役割

BindingSourceコンポーネントを用いるとデータソースから取得したデータの操作(移動、並べ替え、フィルタ処理、更新など)が簡単にできるようになります。また、BindingSourceコンポーネントを用いるとデータソースのデータをリストのように扱うことができ、「現在のレコード」の概念を持てるようになります。

BindingSourceの追加手順

フォームにBindingSourceを追加する手順を紹介します。

事前準備

  1. DataSetを作成します。手順はこちらの記事を参照してください。
  2. フォームにDataSetのインスタンスを追加します。手順はこちらの記事を参照してください。
  3. TableAdapterのインスタンスをフォームに追加します。手順はこちらの記事を参照してください。


BindingSourceの追加

ツールパレットから[BindingSource]コンポーネントを選択します。[BindingSource]コンポーネントをフォームにドラッグ&ドロップします。


BindingSourceがフォームに追加されるとフォームデザイナの下部にBindingSourceコンポーネントのインスタンス"BindingSource1"が表示されます。

BindingSourceプロパティの設定

BindingSourceのプロパティを設定します。フォームに追加したBindingSourceのインスタンスを選択します。"DataSource"プロパティのコンボボックスを開きます。ドロップダウン内のツリービューの[他のデータソース]の[(フォーム名) 一覧インスタンス]ノード内の[(データセットインスタンス名)]を選択します。


"DataSource"プロパティを設定した後、"DataMember"プロパティを設定します。"DataMember"プロパティのコンボボックスを開きます。ドロップダウンリストからアクセスするテーブルを選択します。今回の例では、データセットにはテーブルが一つしかないため1つだけ表示されるテーブルを選択します。


設定が終わった状態のBindingSourceコンポーネントのプロパティウィンドウです。


著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2023-12-04
作成日: 2012-09-20
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