StarTeamリポジトリに分岐を作成する

メンテナンスフェーズのコードと、新機能追加のコードとをそれぞれ分けて管理したいことがあります。そうした場合には、リポジトリに分岐を作成し、独立して更新できるようにすることができます。 この操作は、統合開発環境からはできないようで、スタンドアロンクライアントから操作するようです。まず、「StarTeam」メニューの「クライアントの起動」をクリックします。 「view」メニューの「new」をクリックします。 新規ビュー作成のウィザードが起動します。 最初のダイアログで、ビューのタイプを決定します。規ビュー作成のウィザードが起動します。



分岐を作成するので、新しいビューを派生させるチェックボックスと、ビュー内でアイテムが分岐することを許可するチェックボックスにチェックを入れます。分岐はすべてのアイテムに対して分岐できるようにしました。

次に進むと、ビューの名前を設定する画面が表示されます。ビューの名前と、説明を書き込むことができます。

新しいビューのルートフォルダとなるビューを選択します。ここは現在のビューのフォルダを選択しました。

作業ディレクトリの設定をします。

ビューの構成を設定します。ビューは、浮動構成か、特定の構成を基にした構成かを選択することができるようです。浮動構成はアイテムごとに変更時に分岐するかどうかの動作を決めることで分岐が個々のアイテムごとに行われるようです。浮動構成は難しそうなので、特定の日時を基にした分岐を作成しました。

Delphi 2005 に戻り、「StarTeam」メニューの「取得」をから、プロジェクトの取り込みダイアログ(上図)を開きます。プロジェクト名を設定した後、ビューのパスを開くと、作成したビューが表示され、分岐したビューをチェックアウトすることができます。


チェックアウトできました。
この後、修正をしてコミットしようとしたのですが、なぜか、メインストリームとマージしようとしてしまい、分岐したブランチ側にコミットできませんでした。スタンドアロンクライアントから、チェックインすることでコミットはできたのですが、統合開発環境からでは使い方が悪かったのか、うまくブランチ側にコミットできませんでした。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2007-02-01
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