PowerPointのスライドをPNG形式の画像で保存するとインデックスカラーのPNGになる - PowerPoint

PowerPointのPNG画像出力がインデックスカラーになる現象について紹介します。

現象の確認

PowerPointのスライドをPNG形式で出力すると、画像がPNGインデックスカラーで出力されます。

スライドを作成します。


[ファイル]タブの[名前を付けて保存]をクリックし、[参照]をクリックし保存ダイアログを表示します。
下図のダイアログが表示されます。[ファイルの種類]を "PNG ポータブル ネットワーク グラフィックス形式 (*.png)" を選択して保存します。


エクスポートするスライドを指定するダイアログが表示されます。今回は[すべてのスライド]ボタンをクリックします。


保存が完了すると下図の完了ダイアログが表示されます。


指定したフォルダに画像が保存されます。


画像を開くと、PNGファイルが表示できますが、カラー設定がインデックスカラーになっています。

原因

インデックスカラーでも実用上問題はありませんが、画像編集等で若干手間取る場合があります。 PowerPointの仕様で、スライドの色数が少ない場合はインデックスカラーのPNG形式で保存される動作のようです。

スライド中にフルカラーの画像がある場合は、フルカラーのPNGファイルで保存されます。
下図のスライドにはフルカラーの写真の画像が配置されています。


同じ手順でPNGファイル出力します。


フルカラーの写真のあるスライドの画像を開きます。インデックスカラーではなくフルカラーのPNGで表示されます。


補足
インデックスカラー、フルカラーはスライドごとに決まる動作のようです。フルカラーの写真を配置した場合でも、写真を配置したスライドはフルカラーで表示されますが、他のフルカラーの画像が配置されていないスライドはインデックスカラーのPNG形式で保存されます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2021-10-29
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