US配列キーボード (英語配列キーボード) のメリットとデメリット

US配列のキーボードのメリットとデメリットを紹介します。
(多分に信条が含まれています。)

US配列 キーボードのメリット

配列がワールドスタンダード

キー配列が世界標準です。ショートカットやプログラムのコードで使われる記号などはUS配列のキーボードで最適化されています。

具体的な例として、Photoshopのブラシサイズ変更のショートカットキーがあります。 Photoshopでブラシサイズを変更する場合に [ キーでブラシサイズが小さくなり ] キーでブラシサイズが大きくなります。 US配列では[ ]キーは左右に並んでいて、直感的ですが、JIS配列の場合は縦に並ぶため若干違和感があります。

余分なキーが無い

[変換]キーや[カナ]キーなどが無くシンプルです。
(キーが無いと不便に思えますが、スペースキーでかな漢字の変換をする利用スタイルの場合は、変換、無変換、ひらがなキーはほとんど使いません。)

シンプルなキートップ

キートップにカタカナが印字されているのは美しくないです。シンプルに英文字のみがプリントされているキートップは美しいです。

憧れの長いスペースキー

昔のパソコン(FM7, ベーシックマスター, PC-9801)はスペースキー(スペースバー)が長いです。やっぱりPCのキーボードには長いスペースキーが映えます。(必要なのです。)

横長のEnterキー

日本語キーボードの品の無い大型エンターキーは美観を損ねます。大きいEnterキーがあるから、Enterキーを中指で強く叩く人(スターンマン)が量産されるのです。 Enterキーは小指で軽く押すものです。
昔のパソコン(ベーシックマスターやFM-8、PC-6001まで)は横長のEnterキー(実際には [RETURN]キー あるいは [改行]キー)でしたが、どうしてこうなったのでしょうか。

大きな BackSpace キー

BackSpaceキーは利用頻度が非常に高いですが、日本語キーボードでは通常のキーと同じ大きさです。これはいけません。よく使うキーこそ、大きくするべきです。

大きな バックスラッシュキー

バックスラッシュキーもパスを記述するためによく使うキーです。大きいと便利です。

ゲームの操作もしやすい

ゲームのショートカットキーもUS配列前提で設計されていますので、ゲームも遊びやすいです。

US配列 キーボードのデメリット

[全角/半角]キーが無い

IMEをON/OFFする[全角/半角]キーが無いです。IMEをONにする場合は、[Alt]キーを押しながら [~]キーを押す必要があります。
または、[SHIFT]キーを押しながら[CAPS LOCK]キーを押す方法もあります。
Chromebookで利用する場合はさらに面倒で、[Shift]+[Ctrl]+[スペース]キーを押す必要があります。(参考)

記号の入力に慣れが必要

英文字のキー位置はほとんど違いがないですが、US配列では記号の位置がJIS配列と大きく違うものがあります。キーボードでの記号入力には慣れが必要です。
特に使用頻度が高く、配置が大きく違う記号として 「~」「*」「+」「@」「"」「'」 微妙に位置やSHIFTの有り無しが違う記号で「[」「]」「{」「}」「:」「=」 があります。

選択肢が少ない

日本語キーボードよりキーボードの選択肢が少ないです。最近はe-Sports の普及でUS配列のゲーミングキーボードが増えてきており、以前よりは候補が増えました。

かな入力は不可能

かな入力をする場合、キートップにカナの表記がなく、日本語キーボードよりキー数も少ないため、かな入力は(ほぼ)できません。

ノートパソコンでは英語キーボードを選択できない

ノートPCでは英語キーボードを選択できない機種も多々あります。英語キーボードに慣れるとノートPCのキーボードが使いづらくなります。
ノートPCも英語キーボードに統一する方法もありますが、すぐに買い替えるわけにもいかないですので、キーボードバイリンガルの生活を送る必要があります。

すべてのキーボードをUS配列にそろえたくなる

一台のマシンのキーボードをUS配列キーボードにすると、すべてのPCのキーボードをUS配列にそろえたくなってしまいます。 複数台PCがあると、それなりの出費になる可能性があります。

US配列キーボードの紹介・レビュー

US配列キーボードのレビューや紹介です。


著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2021-06-05
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