REALFORCE R3 / R3HB21 のレビュ-です。
入手のきっかけ
新しいRealforceが登場したので、入手してみることにしました。
JIS(日本語)配列のキーボードはしばらく前から販売されていましたが、最近になり、US(英語)配列のキーボードも発売になったため、
US配列のキーボードを入手します。
機種検討
数年前に指を痛めてしまったため、荷重の軽い30gのキーボードを愛用していましたが、痛めた指も治ったこともあり、30gのRealforce R2 のキーボードのキーの戻りがちょっと遅いような気がしてきました。
試しに使ってみた
Realforce RGB の45gキーはキーの戻りは速くて満足ですが、
ちょっと荷重が重いのと、音がやたらとうるさいので候補にはなりませんでした。
一方で、Realforce R3の45gは音も静かで、従来の45g荷重より少し軽いという噂を耳にしたため、今回45gのキーボードにチャレンジします。
また、キーボードはホワイトカラー主義者なので、今回もホワイトモデル一択です。
購入
AmazonのRealforceストアで入手できます。
パッケージ
パッケージは下図です。Realforce R2よりさらに高級感の増した箱に梱包されています。
R3HB21です。
ちなみに、Realforce R2より箱の大きさも一回り大きいです。箱の厚みも増しています。
箱のふたを開けて中箱を取り出します。
中箱を取り出せました。
中箱のふたを開くと説明書と本体が梱包されています。
説明書を取り出すと、下に本体が梱包されています。
本体を取り出すを下に電池とUSBケーブルが梱包されています。
内容物一式です。説明書類と本体、USBケーブル、単三電池2本が含まれています。
外観
本体
本体の外観は下図です。
左上部分にはREALFORCEのロゴが配置されています。
本体の底面部です。4隅の滑り止めのテープはRealforce R2よりもさらに大きくなっています。
(テープの大きさは同じですが、Realforce R2では4隅に1つずつ貼られていましたが、Realforce R3では手前側の左右に2つずつ張り付けてあり、全部で6つ貼られています)
電池カバー部分です。電池カバーは底面にあります。カバーを開くと電池ケースにアクセスできます。
USBケーブル
USBケーブルです。ホワイトモデルのためか、USBケーブルも白いケーブルです。
USBケーブルにはREALFORCEのロゴ入りのマジックテープのケーブルホルダーが付属しています。
USBケーブルコネクタ部分です。片側がType-Aのコネクタ、反対側がType-Cのコネクタになっています。
電池
単三電池です。
本体への接続
最初にUSBケーブルで接続して利用してみます。
付属のUSBケーブルでPCとキーボードを接続します。PCの電源を入れます。電源ON直後にキーボード本体のインジケータランプが青色に点灯します。
しばらくすると点灯が消えます。
NumLockやCapsLockのインジゲーターは緑色に点灯します。
Bluetooth接続で利用する (Windows 11)
Bluetooth接続で利用します。
底面部の電池カバーを開けます.
電池ボックスに電池を入れます。
本体右上の電源ボタンを押します。インジゲーターランプが青色に点滅します。ペアリング待ち状態になります。
Windowsの設定画面を開きます。左側のメニューの[Bluetooth とデバイス]の項目をクリックします。下図の画面が表示されます。
右側のエリアの上部の [+デバイスの追加] のタイルをクリックします。
下図の[デバイスを追加する]のウィンドウが表示されます。[Bluetooth] の項目をクリックします。
ペアリング可能なデバイスの一覧が表示されます。"REALFORCE_1" の名称で検出されました。ペアリングする機器をクリックします。
PINコードが表示されます。ペアリングするキーボードで表示された数値を入力します。
ペアリングが完了し、「デバイスの準備が整いました!」のメッセージが表示されます。ウィンドウ右下の[完了]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
ペアリングしたREALFORCEがデバイス一覧に表示されます。
キーボードから文字の入力ができることを確認して完了です。
REALFORCE CONNECT のインストール
Realforceの設定を変更するためのソフトウェアをインストールします。インストール手順の詳細は
こちらの記事を参照してください。
使用感
デザイン
Realforce R2と比べると丸みのある筐体デザインに変わりましたが、全体的にシンプルですっきりとしたデザインです。
US配列キーボードのため、キーのカナ表示もなく洗練された外観です。
キーの打鍵感
静音キーのモデルのため、キー入力時の音は抑えられています。本モデルは45gの静音キーですが、Realforce R2の30gの静音キーと比較すると、キーの荷重は重くなっています。
キーを底打ちした際の感覚はRealforce R2の30gと比べると、Realforce R3 R3HB21のほうがしっかりした感触があります。 Realforce R2の30gのほうは底打ちした際に若干やわらかい感覚があります。
また、キーの戻り速度はRealforce R3 R3HB21のほうが速いです。
モデルの違いによるキーの感触の違いは
こちらの記事も参照して下さい。
キーの荷重
Realforce R3 R3HB21は45gのため、キーの押し下げはRealforce R2の30gのモデルに比べると若干重くなっています。
こちらの記事で紹介している通り、R3の45gのキーは若干軽くなっている印象で、
Realforce 無印(108U)の30gと同じかわずかに重い感覚です。
キーキャップの質感
ホワイトモデルは、スーパーホワイトのカラーになっており、R2のアイボリーより純白に近いカラーです。キーの表面の梨地感はRealforce R2のアイボリーのキートップとほぼ同じ印象です。
REALFORCEの無印(108U)シリーズのキーキャップと比較すると、旧シリーズのキーキャップのほうが梨地感があり、表面のざらつきがあります。
インジケーターランプ
インジケーターランプはR2ではテンキーの直上に配置されていましたが、R3ではキーボードの上部に移動しています。
R2ではキーボードの位置が奥の場合、テンキーのキーにランプが隠れてしまう場合がありましたが、R3ではキーとインジケーターランプとの距離が離れているため、ランプの視認性が非常に良くなっています。
こちらがRealforce R2のインジケーターランプです。テンキーのすぐ上に配置されています。キーボードを奥において使うスタイルの場合、使う位置や視線によって、
キーキャップでインジケーターランプが隠されてしまう場合があり、キーボードのステータスが確認しづらいことがあります。(下図右はCaps LockがONですが、隠れて見にくくなっています。)
一方Realforce R3ではキーから距離が離れた場所にインジケーターランプがあるため、インジケーターランプの状態が一目ですぐにわかります。
Bluetooth接続
Bluetoothでの利用も問題なくできます。一般的なBluetoothキーボードではスリープからの復帰時に若干の待ち時間が発生しますが、
Realforce R3でもスリープからの復帰の場合は電源ボタンを押す必要があり、若干の待ち時間が発生します。
ファームウェアのアップデートで、ECOモードをオフにできるようになったため、スリープ復帰が気になる場合は、ECOモードをOFFにするのが良さそうです。
電池の消費量も考慮して、当初30分でスリープモードにして利用していましたが、それでも電源ボタンを押す煩わしさがあるため、ECOモードはOFFにしています。
電源ONのアクティブな状態では入力の遅延はなく、通常のキーボードと同様の操作感で快適に利用できます。
電池の持ち
Bluetooth接続での電池の持ちですが、平日毎日(月~金)利用して、3か月利用できました。電池の残量が減ると、NumLkのランプが赤色に点滅します。
Realforce for Macのスーパーホワイトとの色の違い
Realforce for Macのスーパーホワイトとの色の違いを確認します。下図の上のキーボードがREALFORCE R3 / R3HB21、下のキーボードが REALFORCE SA for Mac / R2SA-US3M-WH です。
全体での比較では、ほぼ同じ色に見えます。
[Shift]キー同士で比較してみます。左のShiftキーががREALFORCE R3 / R3HB21、右のShiftキーが REALFORCE SA for Mac / R2SA-US3M-WH です。
こちらも同じ色に見えますが、わずかに左のREALFORCE R3 のキーのほうが少しだけ黄色みがあるようにも見えます。
Realforce R2 アイボリーとのキー字体と色の違い
Realforce R2のアイボリーとの色の違いとキーの字体の違いを確認します。
上がRealforce R3 R3HB21、下がREALFORCE R2 R2S-US3-IV です。色はかなり違いがあります。
左がRealforce R3 R3HB21、右がREALFORCE R2 R2S-US3-IV です。キーの文字サイズはR3のほうが小さく控えめに印字されるデザインになっています。字体もR3のほうが細身でスリムなフォントになっています。
Windowsキーのロゴも斜めになっていないWindows 11のロゴの形状になっています。
キーキャップの比較です。左からRealforce for Mac スーパーホワイト、Ralforce R3 スーパーホワイト、Ralforce R2 アイボリーとなっています。
R3のキートップの印字された字体の大きさが小さくなっていることがわかります。Mac版はキーの中央に印字されているため、デザインが若干違います。
側面と裏側です。ほとんど気のせいレベルかと思いますが、左のMac版のスーパーホワイトより、中央のREALFORCE R3 スーパーホワイトのキーのほうが
少しだけ黄色みがあるようにも見えます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2022-05-07