REALFORCE for Mac R2SA-US3M-WH のレビュ-です。
導入のきっかけ
US配列のキーボードのメリットに感化されたためか、
USキーボードの導入が増えてきました。これまで、
REALFORCE SA for Mac / R2SA-JP3M-WHを
利用してきましたが、ついに英語キーボードに感化されてしまったため、メインPCのキーボードを英語キーボードに変更することにしました。
以下の条件でRealforceのどのモデルを入手するか検討しました。
- US配列キーボード
- カナなし
- テンキーあり
- キーキャップの色はホワイト
- Alt Ctrl が灰色なのはNG
- キー荷重は30g
- デザインは現代風
条件に合うキーボードで、REALFORCE SA for Mac のUS配列が候補に挙がり、REALFORCE SA for Mac R2SA-US3M-WH を入手することにしました。
パッケージ
パッケージは下図です。
日本語キー配列のREALFORCE for Mac は黒い箱でしたが、R2SA-US3M-WH は白い箱に梱包されています。
型番の "R2SA-US3M-WH" も箱に記載があります。
外箱の中に、黒い中箱が入っています。
箱を開けると中に本体と付属品が梱包されています。
内容物一式です。本体、キープラー、保証書、ユーザーマニュアル、キースペーサーが含まれています。
外観
本体
キーボード本体の外観は下図です。
キーボード左側のキーです。左下はcontrolキーになっています。
キーボード中央のキーです。かなキーや変換キーなどが無いため、スペースキーが大きく横長のキーになっています。
テンキー部分です。
returnキー部分です。US配列キーボードのため横長のキーです。
ケーブル部分です。コネクタはUSB Type-Aのコネクタです。
マジックテープのケーブルホルダーが付属しています。RALFORCEのロゴがプリントされています。
底面部分です。ケーブルを左右、中央の3方向からケーブルを出すことができます。
底面の4か所に滑り止めのゴムシートが張り付けられています。
底面のゴムシートは旧REALFORCEでは、手前側しかゴムシートが付いていませんが、
REALFORCE R2 シリーズと同じ大きいサイズで4か所にゴムシートが張り付けられています。
![](https://resources.ipentec.com/document/image/hardware-keyboard-topre-realforce-for-mac-r2sa-us3m-wh-review-23?width=360)
接続すると、ステータスを示すLEDインジケーターランプが点灯します。デフォルトの設定は赤色で表示されます。
キープラー
付属のキープラーは下図です。
キースペーサー
付属のキースペーサーは下図です。厚さが2mmと3mmのキースペーサーが付属しています。
マニュアル類
ユーザーマニュアルです。3種類入っており、日本語版、英語版、中国語版が入っています。
取扱説明書、保証書も含まれています。
接続、設置
USBケーブルをPCに接続すると利用できます。
使用感
デザイン
直線的なデザインでシンプルですっきりとしたデザインです。カナなしで、白で統一されたカラーのため、洗練された外観です。
日本語キー配列版よりキー数が少なく、さらにシンプルなデザインです。
キーの打鍵感
静音モデルのため、キーを押した際の音が抑えられています。静穏モデルは底打ちした感覚が若干やわらかい印象があります。底までキーを叩いた時に若干打ち込み感が少ない印象がありますが、慣れれば気にならないレベルです。また、キー音が静かなため、キー入力した感覚に若干物足りなさを感じるかもしれません。
静穏キーはキーを押した感じの感触が違いますので、従来のRealforceから乗り換える場合は感触を確かめたほうが良いです。
静音モデルはキーボード入力時のカタカタ感があまりない感触です。
日本語キー配列版(
R2SA-JP3M-WH)とキータッチや打鍵感は同じです。
キーの荷重
R2SA-US3M-WH は30gモデルのため、キーの押し下げは軽いです。30g荷重のキーボードに慣れている場合であればスムーズに移行できますが、
通常のキーボードからの乗り換えの場合は、非常にキーが軽く感じるため、隣のキーを打鍵してしまったり、キーが軽く押し下げ感を感じられないといった使用感になるため、
慣れが必要かもしれません。
最近ではストロークが浅く、押し下げが軽いキーボードも多いため、ノートPCなどを利用している場合はあまり、違和感なく利用できるかと思われます。
キーキャップの質感
キーキャップのカラーは一般的なREALFORCEのアイボリーモデルと比較するとより白い色になっています。
また、表面の触感に関しては、一般的なREALFORCE R2のアイボリーモデルのキートップと似ていますが、わずかに梨地感(表面のざらつき感)が少なく滑らかな表面の印象です。
REALFORCEの旧シリーズのキーキャップと比較すると、旧シリーズのキーキャップのほうが梨地感があり、表面のざらつきがあります。
従来のRealforceのキーボードより上品な触感があるので、使用感は良いと思います。
インジケーターランプ
インジケーターランプは明るさや色も変えられますが、テンキーのすぐ上にあるため、キーボードを奥において利用するスタイルの場合、
テンキーのキーでインジケーターランプが隠れてしまい、点灯状況を確認しづらい場合があります。
キーボードを手前に置く利用スタイルではほとんど気にならないため、利用スタイルの違いで使用感がだいぶ異なります。
Windowsマシンでの利用
Windows マシンでの利用については
こちらの記事を参照して下さい。
設定することでWindowsマシンで違和感なく利用できますが、
(デザインにこだわりたい人以外は)あまりお勧めはできません。
ファームウェアーのアップデート
入手したキーボードはファームウェアが古いため、アップデートします。
REALFORCE Software を起動します。キーボードが検出されます。ウィンドウ下部にファームウェアのバージョンが表示されます。A0.13 の表示であることが確認できます。
Webサイトを確認すると、最新のファームウェアバージョンはA0.14であることがわかりました。ファームウェアをダウンロードします。
上部の[設定]タブの右側の[▼]をクリックします。ドロップダウンメニューが表っ辞されますので [ファームウェア アップデート]の項目をクリックします。
下図のダイアログが表示されます。[...]ボタンをクリックして、ダウンロードしたファームウェアを選択します。
選択後ダイアログの[アップデート]ボタンをクリックします。
デバイスのファームウェアを更新します。の確認ダイアログが表示されます。[はい]ボタンをクリックし、ファームウェアのアップデートを開始します。
ファームウェアのアップデート中にUSBケーブルを抜かないよう注意喚起のダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックして続行します。
ファームウェアの更新処理が始まります。
ファームウェアが更新されると、デバイスの再接続処理が実行されます。
ファームウェアのアップデートが完了すると、REALFORCE Softwareのメイン画面に戻ります。ウィンドウ下部の、ファームウェアの表示を確認します。
バージョンがq A0.14 になっており、最新のファームウェアにアップデートできたことが確認できます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2022-04-29
作成日: 2021-06-12