2頭身、3頭身にデフォルメしたキャラクターの書き方
イラストや漫画用のデフォルメキャラクターの書き方の紹介記事です。写実の正確さよりもそれっぽく見えるものを手早く書く方法です。
今回は2~3頭身にデフォルメされたキャラクターの書き方の一例を紹介します。
頭部
頭部の書き方です。基本は
こちらの記事で紹介している書き方に沿って書きます。
頭部のあたりとなる、円を描きます。
頭部の中心線を書きます。
あごの線を描きます、あごの線は強調して外側に膨らませます。等身の低いキャラクターのデフォルメをする場合は顔を縦長にしないようにします。あごは尖らせずに、あごの先端があたりの円の外側に出ないようにします。耳の位置や首の位置もあたりをつけます。
髪の毛などを書きます。
輪郭線を取り出して完成です。
さらにデフォルメを強める場合
先程の例では髪の毛をあたりの円の外側に書きましたが、さらにデフォルメを強める場合の例です。
髪の毛の線が頭部のあたりの円の外側に出ないようにします。また、あごも丸くし、気持ちあたりの線の内側を通るように描きます。あごの線は強調して外側に膨らませます。
輪郭線を描いて完成です。
体
続いて体のデフォルメです。
3頭身の場合
3頭身の場合は、頭一つ分の位置に股が来るように書くとバランスがとりやすいかと思われます。個々のパーツを書いてしまうと3頭身に収まりきらないため、上半身のあたりは台形で取るとイメージしやすいと思われます。正面から見たときの台形の下底が腰の太さに、横から見たときの台形の下底はお尻の厚みになります。(下図参照)
体の幅は顔の幅より狭くします。顔の幅と同じ幅で書くと、3頭身で収まらなくなってしまいます。
あたりの線に合わせて体の線を書きます。最後に輪郭を描いて完成です。
2頭身の場合
2頭身の場合は股の位置をさらに下げます。体の3分の2の長さを上半身に割り当て、足を残り3分の1に割り当てます。この等身では首や肩も省略します。あたりは台形もしくは下図のポット型の形で取ります。
肩幅は頭部の幅の半分以下にします。腹や腰は太くても問題ありません。頭部もほぼ円に収まるように描きます。最後に輪郭を描いて完成です。
著者
挿絵などのお絵描き担当。以前はオタクライフにどっぷりつかっていたが、最近は体力が衰えたためかやや引き気味。
現在も趣味で細々と制作活動中。