GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール - Delphi 2005

ここでは、厳密名をもつキーをアセンブリに署名してGACにインストールしてみたいと思います。まず、キーを作成する必要があります。キーは、「sn.exe」というプログラムで作成します。sn.exeの場所は、システムによって若干違うと思いますので、どこにあるかを最初に確認してください。 sn -l "キーファイル名" で、キーを作成します。

 キーペアが作成されました。

 キーファイルができていることがわかります。このファイルをライブラリのあるディレクトリ(ここではiPentec.Standard.test.Package1.dpkのあるディレクトリ)にコピーします。

 ライブラリ側のコードは前回と同じものを使いました。ただし、引数の無いデフォルトコンストラクタが追加されています。

 パッケージのコードを開きます。AssemblyKeyFile にキーファイル名を入れます。

 このパッケージをコンパイルすることで、パッケージに署名されます。次に、Windowsディレクトリのassemblyディレクトリを開きます。ここに、コンパイルにより作成した、ライブラリのDll(iPentec.Standard.test.Package1.dll)をドロップします。

または、gacutil.exe で登録します。

もし、署名がされていない場合は下のような、メッセージダイアログが表示されます。

 うまくいくと、下図のとおり登録されます。

 次章ではGACに登録されたDLLをプログラムから利用してみます。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2018-02-03
作成日: 2005-01-01
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