WebBrokerとASP.NET WebBrokerとPageProducer
PageProducerを使ってもう少し複雑なWebアプリケーションを作成してみます。まず、Actionsプロパティを編集します。Actionを2つ追加しPathInfoを下図のとおり設定します。
次に、PageProducerのHTMLDocプロパティを編集します。ここは今回は下図の通りに入力します。
コードを記述していきます。まず、PageProducerのOnHTMLTagのコードです。
ここは、上図のダイアログのHTMLの<#INPUT>などの#つきタグが読まれたときにイベントが起きます。
#INPUT タグだった場合はPOSTしてきたデータを取得して表示するようコードを書きます。ちなみに POSTのときはContentFieldsですが GETのときは QueryFielsになります。
次に、アクションのコードを書きます。Action1のほうは先ほどのままです。Action2側のコードを書き足しました。
Formタグを使ってエディットボックスとSubmitボタンをHTMLで戻すコードです。
コンパイルして、出来上がった実行ファイルをサーバーに配置します。次に、実行ファイルのURLの後ろに/test をつけてアクセスします。
うまくアクセスできると下のような画面が表示されるはずです。ここでテキストボックスに適当な文字を入力しSENDボタンを押します。
サーバーに情報が送られ。送ったテキストの内容を返してきます。今回PageProducerのHTMLはとてもシンプルなものを用いましたが、
PageProducerのHTMLをファイル化しておきコマンドごとに、テンプレートのように取り替えていくことで、動的なコンテンツを作成することができます。
上記の通り、WebBrokerを使ってWebアプリケーションを作ってみましたが、画面周りはグラフィカルに設計できるわけではないことが確認できました。
PageProducerを用いたとしても、HTML部分はFrontPageなどのHTMLエディタで作ることになり、うまく設計できなかった場合によく起きる、文字の長さによるずれなどの問題はなくなりません。
次のセクションではASP.NETを用いて、グラフィカルにWebアプリケーションを構築してみたいと思います。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用