CVSNT サーバーの初期設定
CVSNTサーバーの初期設定をします。
手順
スタートメニューのCVSNTのService Control Panel を開きます。最初のタブである Service Status が表示されるはずです。
サービスが起動しているか確認してください。サービスがとまっている場合は、Startボタンを押してサービスを起動させます。
Advancedタブです。ここはデフォルトのまま使います。
SSL Settings タブです。ここもデフォルトのままです。
Compatibility タブです、ここもデフォルトのままです。
Repositories タブです、まだリポジトリかが無いので空になっています。
ここに、新しいリポジトリを作成します。「Add」ボタンを押します。下図の Edit repository ダイアログが表示されます。Location にサーバーのリポジトリを置くパスを指定します。この例では「e:\cvsrep\testroot」にしています。また Name にはこのリポジトリの名前を設定します。ここでは testroot という名前のリポジトリにしました。
OKボタンを押すと新しいリポジトリが追加されます(下図参照)。また、ディレクトリが無い場合は、リポジトリを作成してよいか確認するメッセージが表示されます。
次に、CVSNTのテンポラリフォルダが書き込みできるかを確認する必要があります。今回sspiで接続する予定ですので、
この確認をしないと、クライアントアクセス時にcan''t create temporary directory エラーが発生する可能性があります。
CVSNTをインストールしたディレクトリを開き、Tempディレクトリがあるか確認します。無ければ作成します。
セキュリティーを確認します。Usersに書き込み権限があることを確認します。
ユーザー作成
今回はsspiで接続しますので、ユーザーはサーバーにログインするアカウントが必要です。管理ツールの「コンピューターの管理」で、ローカルユーザーを作成します。
また、サーバーがドメインに所属している場合は、管理ツールの、「ActiveDirectory ユーザーとコンピュータ」でドメインのユーザーを作成します。
参考 (pserverで構築する場合)
pserverで構築する場合はリポジトリのあるディレクトリのCVSROOTフォルダに「passwd」ファイルを作成しファイル中に
CVSユーザー名:[CVSパスワード]:[システムのユーザー名]
の順で記述します。
passwdファイルには、最初下記の記述をしておきます。
dummy::Administraotr
コマンドプロンプトから下記のコマンドを実行します。パスワードを聞かれるので空のままEnterを押しログインします。
cvs :pserver:dummy@hako:2401/testroot login
ログイン後下記のコマンドを実行します。パスワードを設定します。
cvs passwd -a -r Administrator Adelie
パスワード設定後下記のコマンドを実行し、ダミーユーザーを削除します。
cvs passwd -X dummy
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用