ViewVC (旧ViewCVS) をインストールする

ViewVC (旧ViewCVS) をインストールする手順を紹介します。

概要

View VCとはWebブラウザーでCVSのリポジトリを閲覧するソフトウェアです。

インストール手順

※インストールは Administratorアカウントで実施します。

Python のインストール

python をインストールします。Active Python をダウンロードしてインストールします。

ViewVC のインストール

ViewVCをダウンロードし、Zipファイルを展開し適当なディレクトリに配置します。

展開後、下記のインストールスクリプトを実行します。
cd c:\viewcvs-1.0.0 (←展開したディレクトリ)
python viewvc-install
インストールスクリプトを実行すると、インストール場所の確認がありますので、設定します。今回は "c:\viewvc" に設定します。

インストールされたディレクトリの viewvc.confを設定します。設定箇所は
cvs_roots = cvs : e:\cvsrep\cvsroot (リポジトリのパス)~
cvsnt_exe_path = C:\Program Files\cvsnt\cvs.exe (インストール場所に適宜合わせて)
~ 上記2箇所を設定します。

スタンドアロンでの起動

スタンドアロンで起動します。c:\viewvc\bin\standalone.py をダブルクリックすることで、ViewVCをスタンドアロンで起動できます。
コマンドプロンプトに "http://localhost:7467/viewvc" といったスタンドアロン起動されたURLが表示されますので、URLをwebブラウザーに入力します。

IISでの動作

スタンドアロンで ViewVCの動作確認ができましたら、IISの設定をします。まず、c:\viewvc\bin\cgi 内の".cgi"ファイルをIISからアクセスできるようにします。今回は c:\viewvc\bin\cgi 内のcgiファイルを c:\inetpub\viewcv にコピーして使います。

>c:\inetpub\viewcv を作成し、cgiファイルをコピーします。次に、IISマネージャーを起動します。お好みのウェブサイトのお好みの位置に仮想ディレクトリを作成し、スクリプトを実行できるようにします。今回は規定のWebサイトの "cgi-bin"ディレクトリの下に仮想ディレクトリ"viewvc"を作成します。


この仮想ディレクトリのアクセス権は下図のとおりです。


続いて、上記ダイアログの「構成」ボタンをクリックします。アプリケーションの構成ダイアログが出ますので、ここで、".cgi"のマッピングを作成します。


最初はマッピングがありませんので、追加ボタンを押し、cgi ファイルのマッピングを追加します。python の引数にファイル名を与える設定します。


続いて、webサービス拡張の「すべての不明なCGI拡張」が許可されているか確認します。

アクセス権の設定確認

アクセス権が正しく設定されているか確認します。
CGIのディレクトリ c:\inetpub\viewvc

ViewVCの実行ディレクトリ c:\viewvc\lib

リポジトリのディレクトリ。



今回は、認証なしでアクセスできるように設定しました。認証ありで設定する場合にはアクセス権を適宜読み替えて設定してください。(Domain Users や Uses などに)

その他の機能の追加

お好みに応じて、cvsgraph などをダウンロードし追加します。追加する場合は、適当なディレクトリに置いた後、viewvc.conf を下記のように編集することで利用可能になります。
use_cvsgraph = 1
cvsgraph_path = c:\cvsgraph (←展開して置いた場所)

動作確認

アクセスして動作確認をします。
エラーが発生した場合
ファイルが無い/見つからない エラーの場合
Webサービス拡張の「すべての不明なCGI」が許可されていない、仮想ディレクトリの設定が正しくない、マッピングが間違っている。
ファイルのあるディレクトリに移るとエラー発生
cvsのパスがcvsnt_exe_pathでフルパスで指定されていない
permission エラー、アクセス権がないエラー
アクセス権を確認



以降はお好みに応じて、画像の差し替えや、viewvc.conf の title の変更、CGI実行ディレクトリのデフォルトドキュメントをviewvc.cgiに変更といった調整をして、設定完了です。

SubVersionの場合

Python イントール後 Python用のSubversionライブラリ svn-python-1.4.X.win32-py2.5.exe をダウンロードしてインストールします。
インストーラ形式でないバージョンもありますが、インストーラを使ったほうがトラブルが少なくて済みます。インストーラーを利用することで、DLLの名前変更や、soファイルのコンパイルと配置を自動で実行します。

インストール後、viewvc.conf ファイルの svn_roots,root_parents,svn_path を設定します。
下記の2箇所を設定します。
svn_roots = svn : e:\svnrep\svnroot (リポジトリのパス)
svn_path = C:\Program Files\subversion (インストール場所に適宜合わせて)


一画面でCVS subversion両方のリポジトリを見たい時はroot_parentsも設定します。
root_parents = e:\svnrep\svnroot : svn,e:\cvsrep\cvsroot : cvs

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2017-10-13
作成日: 2007-02-01
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