Azure DevOps Server 2020 にアップグレードする (Azure DevOps Server 2020 のインストール)

Azure DevOps Server 2020 にアップグレードする手順を紹介します。
補足
Azure DevOps Server 2020 Update1 のインストールとアップグレードの手順はこちらの記事を参照してください。

Azure DevOps Server 2020 のインストール

Azure DevOps Server 2020の手順はこちらの記事を参照してください。

Azure DevOps Server 2020 のアップグレード

既にインストールされている Azure DevOps Server 2019をアップグレードします。
マシンを再起動すると、下図のサーバー構成ウィザードのウィンドウが表示されます。 Visual Studio エクスペリエンス向上プログラムへの参加の有無を選択し、ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。


既存の配置画面が表示されます。今回はアップグレードしますので[Azure DevOpe Server 配置に使用する既存のデータベースがあります]の ラジオボタンをクリックしてチェックをつけます。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


データベースの選択画面が表示されます。アップグレードするデータベースを選択します。今回は Azure DevOps Server 2019 Update 1.1 のデータベースが 検出できていますので、こちらを選択します。


アップグレード前に切り戻しのため、データベースのバックアップをしておく必要があります。データベースのバックアップをし、 ウィンドウ下部にある[現在のバックアップがある]チェックボックスをクリックしてチェックをつけます。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


[配置シナリオの選択]画面が表示されます。アップグレードしますので[運用環境のアップグレード]の項目をクリックして選択します。選択後ウィンドウ下部の [次へ]ボタンをクリックします。


[サービスアカウントを指定してください]画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。


[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定してください]画面が表示されます。


今回はいったん自己証明書でインストールしインストール後に証明書を変更することにします。[グループの設定]を"HTTPS および HTTP (リダイレクトを含む)" に設定します。 [証明書]は自己証明書を選択します。設定後[次へ]ボタンをクリックします。


[検索構成の設定を指定します]画面が表示されます。


画面を下にスクロールすると[Search Service で基本認証を有効にするには、ユーザーとパスワードを指定します]のセクションの[パスワード]欄にパスワードが設定されていない場合は、テキストボックスにパスワードの文字列を入力し、パスワードを設定します。
設定後[次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server のレポートを構成してください]画面が表示されます。今回はレポートはインストールしませんので、チェックボックスのチェックは外します。
[次へ]ボタンをクリックします。


[次に進む前に構成の設定を確認してください]画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


適合性チェックが始まります。


適合性チェックが完了し、結果が表示されます。今回すべてのチェックが成功しています。ウィンドウ下部の[構成]ボタンをクリックします。


サーバーの構成処理が始まります。


構成処理は時間がかかります。


構成処理が完了すると下図の画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


[アップグレードの進行状況]画面が表示され、「正常に完了」メッセージが表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


正常に完了画面が表示されます。[閉じる]ボタンをクリックします。


[サーバー構成ウィザード]が閉じられ、構成センター画面に戻ります。ウィンドウの右下の[閉じる]ボタンをクリックし、構成センターも終了します。

インストールの確認

スタートメニュー確認します。[最近追加されたもの]セクションに"Azure DevOps Server Administration Console" のショートカットが作成されています。 また、スタートメニューに "Azure DevOps Server 2020" のフォルダが作成され、フォルダ内に "Azure DevOps Server Administration Console" のショートカットが作成されます。


Azure DevOps Server Administration Console を起動します。下図のウィンドウが表示されますので、左側のツリービューでサーバーのノードをクリックして選択します。 エディションが "Azure DevOps Server 2020" になっていることが確認できます。

SSL証明書の変更

SSL証明書を自己証明書から証明機関で署名されたSSL証明書に変更します。
はじめに、証明機関で署名したSSL証明書を準備します。証明書の作成手順はこちらの記事を参照してください。SANフィールドにアクセスするホスト名のドメイン名を含めて証明書を作成します。

[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー]を起動します。~

左側のツリービューを展開します。[サイト]ノードに "Azure DevOps Server" のサイトがあります。


"Azure DevOps Server" のノードをクリックして選択し、右クリックします。ポップアップメニューが表示されますので[バインドの編集...]をクリックします。


[サイト バインド]ダイアログが表示されます。httpsのバインドの項目をクリックして選択し、右側の[編集]ボタンをクリックします。


[サイト バインドの編集]ダイアログが表示されます。ダイアログ下部の[SSL 証明書]のコンボボックスをクリックして証明書を変更します。


証明機関で署名された証明書に変更します。


著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2020-10-08
iPentec all rights reserverd.