Azure DevOps Server 2020 Update1.2 のインストールと前バージョンからのアップグレード

Azure DevOps Server 2020 Update1.1のインストールと、アップグレード手順を紹介します。

Azure DevOps Server 2020 Update1.2 のインストール

Azure DevOps Server 2020 Update1.2 のインストーラーを起動します。下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。


下図のウィンドウが表示されます。ウィンドウ右下の[インストール]ボタンをクリックします。


インストールが始まります。



インストールが完了すると自動で、Azure DevOps Serverの構成 サーバー構成ウィザードのウィンドウが表示されます。 ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。

Azure DevOps Server 2020 Update1.2 へのアップデート

[配置タイプ]画面が表示されます。今回はアップデートなので、[Azure DevOps Server 配置に使用する既存のデータベースがあります]のラジオボタンをクリックして チェックします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server の構成データベースを指定してください]画面が表示されます。[データベース]のリストにAzure DevOps Serverで利用しているデータベースの一覧が表示されます。 アップグレードするデータベースをクリックして選択します。


ウィンドウ下部の[現在のバックアップがある]のチェックボックスをクリックしてチェックをつけます。チェック後、ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。


[配置シナリオの選択]画面が表示されます。[運用環境のアップグレード]をクリックして選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[サービスアカウントを指定してください]画面が表示されます。サービスアカウント名を設定し、パスワードを入力します。設定後[次へ]ボタンをクリックします。


[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定してください]画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。


[検索構成の設定を指定します]画面が表示されます。


今回は検索構成はインストールしないため、[検索のインストールと構成]のチェックボックスをクリックしてチェックを外します。 [次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server のレポートを構成してください]画面が表示されます。今回はインストールしないので、 [Azure DevOps Server で使用するレポートを構成する]のチェックボックスがチェックされていない状態のままとします。[次へ]ボタンをクリックします。


構成の確認画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックして適合性チェックを実行します。


適合性チェックが実行されました。WebアプリケーションのURLがパブリックでないURLである旨の警告が出ています。
[上記の警告を読んだうえで、次に進みます。]のチェックボックスをクリックしてチェックをつけます。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


サーバー構成が開始されます。


サーバー構成が完了すると下図の画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


[正常に完了]画面が表示され、サーバーが正しく構成されました。[次へ]ボタンをクリックします。


ログの保存場所や接続方法の説明が表示されます。[閉じる]ボタンをクリックして、サーバー構成ウィザードを終了します。


[構成センター]のウィンドウに戻ります。[閉じる]ボタンをクリックして、構成センターも終了します。

インストールの確認

[Azure DevOps Server 管理コンソール]ウィンドウを開きます。左側のツリービューのルートノードを選択します。 下図の画面が表示されます。右側のエリアの[製品バージョン]が、"Azure DevOps Server 2020 Update 1.2" になっていることが確認できます。

Azure DevOps Server 2020 Update1.1 のインストール

Azure DevOps Server 2020 のインストールはこちらの記事を参照してください。

Azure DevOps Server 2020 Update1.1 へのアップデート

インストールが完了すると、[Azure DevOps Server 構成センター]のウィンドウが表示されます。
ウィンドウ右下の[ウィザードの開始]ボタンをクリックします。


[ようこそ]画面が表示されます。Visual Studio エクスペリエンス向上プログラムへの参加の有無を選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[配置タイプ]画面が表示されます。
今回は旧バージョンからのアップグレードのため、[Azure DevOps Server 配置に使用する既存のデータベースがあります]のラジオボタンをクリックしてチェックをつけます。 チェック後、[次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server の構成データベースを指定してください]の画面が表示されます。[データベース]の欄に対象のデータベースの一覧が表示されます。
配置に使用するデータベースをクリックして選択します。


ウィンドウ下部の[現在のバックアップがある]のチェックボックスをクリックします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


[配置シナリオの選択]画面が表示されます。


[運用環境のアップグレード]をクリックして選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[サービスアカウントを指定してください]画面が表示されます。


今回はAdministraotrアカウントでサービスを実行します。アカウント名にAdministrator を設定し、パスワードにAdministraotrのパスワードを入力します。 入力後[次へ]ボタンをクリックします。


[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定して下さい]画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。


検索サービスの設定画面が表示されます。こちらもデフォルトのままとします。


右側のエリアを下にスクロールすると、Search Service のユーザー名を入力する場所があります。Search Service のユーザー名とパスワードを入力します。
入力後[次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server のレポートを構成して下さい]の画面が表示されます。レポートサービスは利用していないため、次に進みます。[次へ]ボタンをクリックします。


[次に進む前に構成の設定を確認してください]画面が表示されます。


設定等を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。


適合性チェックが実行されます。


適合性チェックが完了すると下図の表示になります。ウィンドウ右下の[構成]ボタンをクリックします。


サーバーの構成処理が始まります。


構成が終了すると下図の表示になります。ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。


[正常に完了]画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


結果画面が表示されます。こちらも「正常に完了」メッセージが表示されています。ウィンドウ右下の[閉じる]ボタンをクリックしてウィザードを終了します。


構成センターに戻りますので、右下の[閉じる]ボタンをクリックして、構成センターも閉じます。

インストールの確認

[Azure DevOps Server 管理コンソール]を開きます。左側のツリービューの[アプリケーション層]のノードをクリックして選択します。
右側のエリアにAzure DevOps Serverの情報が表示できていればセットアップは完了です。

Azure DevOps Server 2020 Update1 のインストール

Azure DevOps Server 2020 のインストールはこちらの記事を参照してください。

Azure DevOps Server 2020 Update1 へのアップデート

インストールが完了すると、[Azure DevOps Server 構成センター]のウィンドウが表示されます。

補足: Azure DevOps Server 構成センターが表示されない場合

Azure DevOps 構成センターが表示されない場合はスタートメニューの[Azure DevOps Server 2020 Update1] フォルダの [Azure DevOps Server Administrator Console]のショートカットをクリックします。


[Azure DevOps Server 管理コンソール]のウィンドウが表示されます。


左側のツリービューで[アプリケーション層]のノードをクリックして選択します。下図の画面が表示されます。
右側に下記のメッセージが表示されています。メッセージ下部の[インストール済みの機能の構成]のリンクをクリックします。
この機能はインストール済みですが、構成する必要があります。[インストール済みの機能構成]をクリックして初期構成を開始してください。


リンクをクリックすると、Auzre DevOps Server構成センター のウィンドウが表示されます。

Auzre DevOps Server の構成 (旧バージョンからのアップグレード)

旧バージョンのAzure DevOps Serverからアップグレードします。
Azure DevOps Server 構成センターのウィンドウを表示します。ウィンドウ右下の[ウィザードの開始]ボタンをクリックします。


[ようこそ]画面が表示されます。Visual Studio エクスペリエンス向上プログラムへの参加の有無を選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[配置タイプ]画面が表示されます。


今回は旧バージョンからのアップグレードのため、[Azure DevOps Server 配置に使用する既存のデータベースがあります]のラジオボタンをクリックしてチェックをつけます。 チェック後、[次へ]ボタンをクリックします。


[Azure DevOps Server の構成データベースを指定してください]の画面が表示されます。[データベース]の欄に対象のデータベースの一覧が表示されます。
配置に使用するデータベースをクリックして選択します。


ウィンドウ下部の[現在のバックアップがある]のチェックボックスをクリックします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


[配置シナリオの選択]画面が表示されます。


[運用環境のアップグレード]をクリックして選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。


[サービスアカウントを指定してください]画面が表示されます。


今回はAdministraotrアカウントでサービスを実行します。アカウント名にAdministrator を設定し、パスワードにAdministraotrのパスワードを入力します。 入力後[次へ]ボタンをクリックします。


[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定して下さい]画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。


検索サービスの設定画面が表示されます。こちらもデフォルトのままとします。


右側のエリアを下にスクロールすると、Search Service のユーザー名を入力する場所があります。Search Service のユーザー名とパスワードを入力します。
入力後[次へ]ボタンをクリックします。



[Azure DevOps Server のレポートを構成して下さい]の画面が表示されます。レポートサービスは利用していないため、次に進みます。[次へ]ボタンをクリックします。


[次に進む前に構成の設定を確認してください]画面が表示されます。


設定等を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。


適合性チェックが実行されます。


適合性チェックが完了すると下図の表示になります。ウィンドウ右下の[構成]ボタンをクリックします。


サーバーの構成処理が始まります。



構成が終了すると下図の表示になります。ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。


[正常に完了]画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。


結果画面が表示されます。こちらも「正常に完了」メッセージが表示されています。ウィンドウ右下の[閉じる]ボタンをクリックしてウィザードを終了します。


構成センターに戻りますので、右下の[閉じる]ボタンをクリックして、構成センターも閉じます。

動作確認

Azure DevOps Server 管理コンソールを起動します。左側のツリービューの[アプリケーション層]の[チームプロジェクト コレクション]のノードをクリックして選択します。 下図の画面が表示されます。右側のエリアにチームプロジェクトの一覧が表示されていることを確認します。


Webブラウザで、Azure DevOps ServerのチームプロジェクトのURLにアクセスします。Azure DevOps Server が正しく動作していれば、チームのWebページが表示できます。


以上でAuzre DevOps Server 2020 Update1 へのアップグレードは完了です。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2021-05-29
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