Azure DevOps Server 2019 Update1をインストールする (アップグレードインストール)
Azure DevOps Server 2019 Update1 をインストールする手順を紹介します。
Azure DevOps Server 2019 Update1 のインストール
Azure DevOps Server 2019 Update1 のインストールメディアを開きます。メディアのルートディレクトリに "AzureDevops2019.1.exe" ファイルがありますのでこのファイルを実行します。
インストーラーが起動します。下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。
インストール場所の設定画面が表示されます。今回はアップデートのためインストールディレクトリは変更できないようです。ウィンドウ右下の[インストール]ボタンをクリックします。
アップデートインストールが始まります。
リポジトリ/配置のアップデート
インストールが終了すると自動で下図の[Azure DevOps Server の構成]ウィンドウが表示されます。ウィンドウ下部の[次へ]ボタンをクリックします。
[配置タイプ]の選択画面が表示されます。今回はアップグレードのため[Azure DevOps Server 配置に使用する既存のデータベースがあります]のラジオボタンをクリックしてチェックします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。
[Azure DevOps Serverの構成データベースを指定してください]の画面が表示されます。アップグレードするデータベースを選択します。
ウィンドウ下部の[現在のバックアップがある]のチェックボックスにチェックをします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。
[配置シナリオの選択]画面が表示されます。
[運用環境のアップグレード]の項目をクリックして選択します。選択後[次へ]ボタンをクリックします。
サービスアカウントの指定画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。
[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定してください]画面が表示されます。こちらもデフォルトのままとします。[次へ]ボタンをクリックします。
[検索条件の設定を指定します]画面が表示されます。
右側のエリアを下にスクロールすると、[検索サービスで基本認証を有効にするには、ユーザーとパスワードを指定します]の欄があります。
ユーザー名とパスワードを入力します。入力後[次へ]ボタンをクリックします。
[Azure DevOps Server のレポートを構成してください]画面が表示されます。以前のバージョンでもレポートサービスは利用していなかったため[Azure DevOps Server で使用するレポートを構成する]のチェックボックスはチェックがついていない状態になっています。[次へ]ボタンをクリックします。
[次に進む前に構成の設定を確認してください]画面が表示されます。
設定内容を確認し[次へ]ボタンをクリックします。
適合性チェックが始まります。
適合性チェックで以下のエラーが出てしまいました。
VS403232: バインド "https://(リポジトリのホストサーバーのURL)" で使用する証明書 '' の信頼チェーンを検証できません。証明書チェーンを、信頼されたルート機関として構築できませんでした。
SSLの証明書に関するエラーです。
[アプリケーション層 Web サービスの設定を指定してください]画面まで戻ります。
[証明書]のコンボボックスを開きます。利用できる証明書の一覧が表示されます。
前のバージョンで直前まで利用していたSSL証明書を選択します。選択後進みます。
再度、適合性チェックを実行します。問題なくチェックが通りました。チェック通過後、ウィンドウ右下の[構成]ボタンをクリックします。
サーバーの構成が始まります。
サーバーの構成が完了すると下図の[正常に完了]画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。
下図の完了画面が表示されます。以上でサーバーの構成は完了です。ウィンドウ右下の[閉じる]ボタンをクリックしてウィザードを終了します。
Azure DevOps Serverの構成センターに戻りました。
サーバーの状態の確認
Azure DevOps Server 管理コンソールを起動します。正常に配置ができていれば、チームプロジェクトコレクション画面が表示され、プロジェクトの一覧が表示されます。
以上で、Azure DevOps Server 2019 Update1 のアップグレードインストールは完了です。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。