Windows Server 2019 にアップデート後 SNMPの情報取得ができなくなる現象について紹介します。
現象
Windows Server 2019 にアップデート後アップデートしたマシンからのSNMP情報が取得できなくなります。
原因
Windows Server 2019にアップデートされた際に、SNMPの設定の一部が失われることが原因の可能性があります。
対処法
コンピュータの管理のウィンドウの左側のツリービューで[サービスとアプリケーション]ノード内の[サービス]ノードをクリックして選択し、サービスの一覧を表示します。
右側のエリアのリストから、SNMPサービスの項目を探します。SNMPサービスがインストールされ、実行中になっていることが確認できます。
SNMPサービスの項目をダブルクリックするか、右クリックして表示されるポップアップメニューの[プロパティ]をクリックします。下図のプロパティダイアログが表示されます。
プロパティダイアログの[セキュリティ]タブをクリックして表示します。SNMPのパケット受付先が、localhostのみになっており、アップデート前に設定されていたアドレスが無くなってしまっています。ダイアログ下部の[追加]ボタンをクリックします。
ダイアログボックスが表示されますので、SNMPの受付先として許可するホストのIPアドレスを入力します。
SNMPパケットの受付先ホストの一覧に入力したIPアドレスを追加できました。設定ができたら[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
SNMPを取得するホスト側で、SNMPの情報が取得できていることを確認します。
以上で設定は完了です。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2018-11-25
作成日: 2018-11-25