特定の値のセルの数を数える 条件に一致するセルを数える COUNTIF関数の利用 - Excel

Excelで特定の値のセルの数を数える方法、条件に一致するセルを数える方法を紹介します。~

概要

特定の値を持つセルの個数を数えたい場合は、COUNTIF関数を使います。

書式

値に一致するセルを検索する
COUNTIF([セルの範囲], [該当する値 または セルのアドレス])
条件に一致するセルを検索する
COUNTIF([セルの範囲], [条件式])

条件式に使える符号は次の通りです。
符号意味
>[値] [値]よりセルの値のほうが大きければ True
>=[値] セルの値が[値]以上であれば True
<[値] [値]よりセルの値のほうが小さければ True
<=[値] セルの値が[値]以下であれば True
<>[値] [値]がセルの値と一致していないとき True
メモ
[値]にセルのアドレスを利用する場合は次の書式になります。
COUNTIF([セルの範囲], "条件符号"&[セルのアドレス])

ワイルドカードに使える符号は次の通りです。
符号意味
* 任意の文字列
? 任意の1文字

例1:セルに入力された文字を数える例

下図の表を準備します。「まぐろ」の数を数えたいです。
名前好きな食べ物
あでりーいわし
じぇんつーまぐろ
ろっくほっぱーさんま
ぐれいまぐろ
きんぐいわし
えんぺらーまぐろ
りとるいわし



C11セルに次の数式を入力します。
C3:C9の範囲のセルで、"まぐろ"の文字列のセルの個数を数えます。
=COUNTIF(C3:C9,"まぐろ")


数式を確定します。「まぐろ」が入力されているセルは3つあるので、"3" が数式の結果として表示されます。

例2:閾値以上の得点を数える例

下図の表を準備します。合格点の値以上の得点の個数を数えたいです。
得点
3月1日85
3月2日64
3月3日90
3月4日88
3月5日70
3月6日55
3月7日78
3月8日92
合格点75
合格数

表を準備します。


C12セルに次の数式を入力します。
C3:C10の範囲のセルで、C11セルより大きい値を持つセルの個数を数えます。
=COUNTIF(C3:C10,">"&C11)


数式を確定します。C11セルの"75"より大きい値のセルの個数である "5" が数式の結果として表示されます。

例3:セルの値が「○」の数を数える例

セルの値が「〇」の数を数える方法はこちらの記事を参照してください。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-21
改訂日: 2023-12-24
作成日: 2010-07-21
iPentec all rights reserverd.