Linux(CentOS)にインストールしたPostfixを設定します。インストールについての記事はこちら
今回の例では以下の環境とします。

• サーバー名:postfix.ipentec.com
• 受け付ける(メールボックスに落ちる)メールアドレス: (任意)@ipentec.com

myhostnameの設定：自身のホスト名の設定

自身のホスト名を示すmyhostnameを設定します。
バーチャルサーバーや別のドメインでサーバが構築されている場合は、myhostnameを明示的に指定する必要があります。

/etc/postfix/main.cf ファイルの と記述されている部分に と自身のホスト名を記載します。

mydomainの設定：自身のドメイン名の設定

自身のドメイン名を示すmydomainを設定します。
バーチャルサーバーや別のドメインでサーバが構築されている場合は、mydomainを明示的に指定する必要があります。
/etc/postfix/main.cf ファイルの と記述されている部分に を記述します。

inet_interfaceの設定:接続可能なインターフェイスの設定

メールサーバーに接続できるアドレスを設定します。今回は外部から接続してメールを送信できるメールサーバーを構築するため、
/etc/postfix/main.cf ファイルの と記述されている部分を

と変更します。

myoriginの設定：外部へ送信するメールドメインの設定

送信メールが内部のメールなのか外部へ転送するためのメールなのかを判定するためのmyoriginを設定します。

/etc/postfix/main.cf ファイルのコメントされている となっているのを

とします。

参考

組織内部で複数のメールサーバーが運用されている場合には とします。
この場合、受け付ける(メールボックスに落ちる)メールアドレスは(任意)@postfix.ipentec.com となります。

mydestinationの設定：メールを受信するドメインの設定

このメールサーバーで受信するドメインを設定します。 /etc/postfix/main.cf ファイルには
が記載されています。
今回はドメイン全体のメールを送受信するメールサーバーですので とコメントの位置を変更します。

以上で設定は終了です。

必要に応じて(mynetwork_style,mynetworksを修正します。)

ファイアーウォールの設定

• ファイアーウォールでpostfixのポート番号(25,または 587)を許可します。