Azure DevOps Server のリモートGitリポジトリにプッシュしたブランチを削除する
DevOps Server のリモートGitリポジトリにプッシュしたブランチを削除する手順を紹介します。
概要
Gitリポジトリのブランチを作成し、ブランチをリモートのGitリポジトリにプッシュする前であれば、ローカルのGitリポジトリのブランチを削除すると
ブランチがない状態にできます。(ローカルのGitリポジトリのブランチの削除の手順は
こちらの記事を参照してください。)
Gitのブランチを作成し、リモートのGitリポジトリにプッシュした場合はローカルのGitリポジトリを削除してもリモートのGitリポジトリにブランチが存在する状態のままです。
この記事ではリモートのGitリポジトリにあるブランチを削除する手順を紹介します。
手順 : Visual Studio のチームエクスプローラーで削除する
Visual Studio を起動しチームエクスプローラーのウィンドウを表示します。対象となるリポジトリに接続してアクティブにします。
ホーム画面を表示し[ブランチ]のタイルをクリックします。
[ブランチ]画面に理切り替わります。[アクティブなGitリポジトリ]のセクションにブランチの一覧が表示されます。
ブランチの一覧にある[remote/origin]のノードを開きます。ノード内にもブランチと同じ名称のノードがあることが確認できます。[remote/origin]のノード内にある項目は「
リモート追跡ブランチ (remote-tracking branch)」と呼ばれるものです。このブランチが存在するとローカルリポジトリとリモートのリポジトリが対応付けられていて追跡されるリポジトリになります。
削除したいブランチのリモート追跡ブランチのノードをクリックして選択します。選択状態で右クリックするとポップアップメニューが表示されます。メニューの[リモートからブランチを削除]の項目をクリックします。
下記のメッセージの確認ダイアログが表示されます。[はい]ボタンをクリックします。
メッセージ
ソース管理 - Git
origin リモートからブランチ (ブランチ名) を削除しますか?
ブランチが削除され、チームエクスプローラのウィンドウ上部に
ブランチ origin/(ブランチ名) を削除しました
のメッセージが表示されます。
DevOps ServerのWeb画面を確認します。削除前にはブランチが表示されています。
削除後はブランチの一覧から削除されていることが確認できます。
手順 : DevOps Server で削除する
DevOps Serverのコレクションのページにアクセスします。下図のページが表示されます。
左側のメニューの[Repos]をクリックしてリポジトリのページにアクセスします。
リポジトリのファイル一覧が表示されます。左側のReposメニューのサブメニューの[ブランチ]の項目をクリックします。
右側にブランチの一覧が表示されます。今回は"GitDemo-Insert"のブランチを削除します。
ブランチ名の右側にある[赤いゴミ箱]のボタンをクリックするか、[...]ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューの[ブランチの削除]の項目をクリックします。
[ブランチの削除]ダイアログが表示され確認があります。[削除]ボタンをクリックしてブランチを削除します。
削除したリポジトリに打ち消し線が表示され削除ができました。
ページをリロードするとブランチが削除され、一覧からもブランチが削除されています。
ブランチの削除ができました。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用