オブジェクトをパスに沿って動かす - モーションパスの利用 - After Effects

After Effectsでオブジェクトをパスに沿って動かす手順を紹介します。

手順

プロジェクトを作成し、コンポジションを作成します。プロジェクトに画像(動かしたい画像)を読み込みます。 今回はIllustrator形式の画像を読み込みました。


読み込んだ画像をコンポジションに配置します。

マスクにパスを描画する方法

画像オブジェクトを選択した状態でツールバーの[ペンツール]の項目をクリックします。


ペンツールが選択された状態になります。


コンポジションをクリック、ドラッグしてパスを描画します。下図はパスが描画できた状態です。


ウィンドウ下部のタイムラインパネルのレイヤーの項目を展開すると、[マスク]の項目の[マスクパス]にパスが作成された状態になっています。


ウィンドウ下部のタイムラインパネルのレイヤーの項目で[マスク]の項目の[マスクパス]をクリックして選択した状態で、[編集]メニューの [コピー]の項目をクリックします。


パスをコピーした状態で、画像のレイヤーの[トランスフォーム]の項目の[位置]の項目をクリックして選択します。


[編集]メニューの[ペースト]の項目をクリックします。


[位置]の項目にパスがペーストされ、モーションパスとして設定されます。


デフォルトでは、ペーストしたモーションパスは2秒のアニメーションとして表現されます。 画像のオブジェクトの位置がペースト時に中央に移動したため、[選択ツール]で画像を選択し、ドラッグして位置を調整します。


[現在の時間インジケーター]をドラッグして移動します。インジケーターの移動に従って画像がパスに沿って移動する様子が確認できます。

シェイプレイヤーにパスを作成する方法

先の手順では、画像のマスクパスにパスを描画しましたが、こちらの方法では、シェイプレイヤーを作成しシェイプレイヤーにパスを描画します。
コンポジションに移動したい画像を配置します。


[レイヤー]メニューの[新規]の[シェイプレイヤー]の項目をクリックします。


シェイプレイヤーが作成されました。


[ペンツール]を選択し、シェイプレイヤーを選択した状態でコンポジションをクリック、ドラッグしパスを描画します。下図はパスが描画できた状態です。


タイムラインパネルのシェイプレイヤーの項目を展開します。[コンテンツ]内の[シェイプ]の[パス]が描画したパスの項目です。 クリックして項目を選択し、パスを選択した状態にします。


[編集]メニューの[コピー]の項目をクリックします。


パスをコピーした状態で、画像のレイヤーの[トランスフォーム]の項目の[位置]の項目をクリックして選択します。


[編集]メニューの[ペースト]の項目をクリックします。


[位置]の項目にパスがペーストされ、モーションパスとして設定されました。


[現在の時間インジケーター]をドラッグして移動します。インジケーターの移動に従って画像がパスに沿って移動する様子が確認できます。


シェイプレイヤーに描画されているパスが表示されていますので、シェイプレイヤーを非表示にして完成です。