タスクスケジューラーでトリガーを「スタートアップ時」に設定するとプログラムや操作タスクが実行されない

タスクスケジューラーでトリガーを「スタートアップ時」に設定するとプログラムや操作タスクが実行されない現象と対処法の紹介です。

現象

タスクスケジューラーでタスクを作成し、トリガーを「スタートアップ時」に設定します。
PCの電源をOFFにして、PCの電源を投入してWindowsが起動してもタスクスケジューラーのタスクが実行されません。
なお、再起動の場合はタスクが実行されます。

原因

Fast Bootが有効な場合、電源OFFからの電源投入による起動では、PCの起動とみなされず、トリガが「スタートアップ時」のタスクが実行されません。

対処法1: Fast Bootを無効にする

Fast Bootを無効にすると、電源投入による起動でもスタートアップ時のタスクが実行されます。 Fast Boot無効化の手順はこちらの記事を参照してください。

対処法2: トリガを変更する

スタートアップ時以外のトリガに変更できる場合は、[ログオン時]や[アイドル時]、[スケジュールに従う]などのトリガに変更します。

対処法3: 定期実行にする

トリガを「スタートアップ時」のままにしておき、繰り返し間隔を設定し、停止するまでの時間を非常に長い時間に設定します。 再起動の場合は、「スタートアップ時」のトリガが実行されますので、その時点から十分長い時間定期実行することで、タスクが定期的に実行されます。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2023-09-17
作成日: 2023-09-17
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