Windows Server でユーザー作成の際に「パスワードはパスワードのポリシーの要件を満たしていません。パスワードの最短の長さ、パスワードの複雑性、およびパスワードの履歴の要件を確認してください。」が表示され、アカウントが作成できない

Windows Server でユーザー作成の際に「パスワードはパスワードのポリシーの要件を満たしていません。パスワードの最短の長さ、パスワードの複雑性、およびパスワードの履歴の要件を確認してください。」が表示され、アカウントが作成できない現象について紹介します。

現象

Windows Server でユーザー作成画面で、ユーザー名、パスワードを設定して[OK]ボタンをクリックすると、「パスワードはパスワードのポリシーの要件を満たしていません。パスワードの最短の長さ、パスワードの複雑性、およびパスワードの履歴の要件を確認してください。」のメッセージが表示され、アカウントが作成できません。


原因

上記の例では、長いパスワードを設定しており、記号も利用していましたが、ユーザー名に含まれるフレーズをパスワードで利用していたため、パスワードの複雑さの要件をパスできず、エラーが発生していました。

パスワードの長さと複雑さの要件

Windows Serverでは以下のパスワードの複雑さ(Passwords must meet complexity requirements)の要件が設定されています。
  • ユーザーのアカウント名またはフル ネームのかなりの部分を使用しない。
  • 長さは 6 文字以上にする。
  • 次の 4 つのカテゴリのうち 3 つから文字を使う。
    • 英大文字 (A ~ Z)
    • 英小文字 (a ~ z)
    • 10 進数の数字 (0 ~ 9)
    • アルファベット以外の文字 (!、$、#、% など)

パスワードの履歴

デフォルトの設定では、パスワードの履歴は記録されません。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2016-10-18
作成日: 2016-10-18
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