Cascadia Code フォント利用時のコードエディタでの合字(リガチャ)を無効にしたい - Visual Studio

Cascadia Code フォント利用時のコードエディタでの合字(リガチャ)を無効にする手順を紹介します。

概要

Visual Studio等のコードエディタでCascadia Code フォントを利用してコードを編集すると、合字(リガチャ)が有効になります。 わかりやすいのは以下の表示です。

forループの条件式の不等号の表示が <= と入力したものが と画面上で表示されます。



表示がおしゃれになってよい気もしますが、古き良きスタイルを好むプログラマーにとっては勘弁してくれ。という仕様です。
この記事では、Cascadia Code フォント利用時のコードエディタでの合字(リガチャ)を無効にする手順を紹介します。

方針

Visual Studioやテキストエディタには合字を無効にするオプションがないため、フォント側を変更します。
Cascadia Code フォントから、合字を無効化したフォントがCascadia Mono / Cascadia Mono PL としてリリースされています。

ダウンロード/インストール

Cascadia Mono を入手できていない場合は、フォントをダウンロードします。
GitHubのプロジェクトページ(https://github.com/microsoft/cascadia-code/releases)からダウンロードします。
ダウンロードしたZIPファイルを展開して、Cascadia MonoのフォントファイルをWindowsのフォントフォルダにドロップしてフォントをインストールします。 手順の詳細はこちらの記事を参照してください。

フォントの変更

Visual Studioの場合は、[ツール]メニューの[オプション]の項目をクリックし、オプションダイアログを表示します。 オプションダイアログの左側のツリービューで[環境]ノードの[フォントおよび色]の項目を選択し、右側の[フォント]のドロップダウンリストから、[Cascadia Mono]のフォントを選択します。


変更後

Cascadia Monoのフォントに変更すると、合字(リガチャ)の表示がなくなります。


Cascadia Code フォント利用時のコードエディタでの合字(リガチャ)を無効にできました。
補足
他のリガチャが有効なフォントの場合も同様にリガチャが無効のフォントをインストールしてフォントを変更することで対応可能です。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2022-03-26
iPentec all rights reserverd.