Mariabackup でバックアップしたデータベースをリストアする
Mariabackup でバックアップしたデータベースをリストアする手順を紹介します。
概要
こちらの記事ではMariabackupを利用してデータベースのバックアップを作成しました。
この記事ではバックアップしたデータをデータベースにリストアする手順を紹介します。
手順
以下のコマンドを実行します。(MariaDB のディレクトリはバージョンにより異なります。)
C:/Program Files/MariaDB 10.5/bin
.\mariabackup.exe --copy-back --target-dir (バックアップファイルのあるディレクトリのパス)
C:/Program Files/MariaDB 10.5/bin
.\mariabackup.exe --copy-back --target-dir c:\dbbackup
事前準備
リストアされるMariDBのdataディレクトリにファイルが存在している場合、下記のエラーメッセージが表示されます。
リストア前にdataディレクトリを空にする必要があります。
エラーメッセージ
Original data directory C:/Program Files/MariaDB 10.5/data is not empty!
[サービス]画面を表示します。[MariaDB]のサービスの項目をクリックして選択します。
右クリックしてポップアップメニューを表示します。[停止]メニューをクリックしてMariaDBのサービスを停止します。
サービスが停止できました。
dataディレクトリのファイルを削除して空にします。
データベースのリストア
Mariabackupのリストアコマンドを実行します。リストア処理が始まります。
リストアが完了すると、completed OK! のメッセージが表示されます。
動作確認
リストア後、サービス画面で "MariaDB" のサービスを開始します。
サービス開始後、MariaDBのコマンドプロンプトを起動します。mysql コマンドを利用してデータベースに接続できるか、
データがリストアされているかを確認します。
以上で、Mariabackupのバックアップファイルのリストアは完了です。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。