MariaDB (MySQL) のデータベースをダンプする - MariaDB データベースのバックアップ
MariaDB (MySQL) のデータベースをダンプする手順を紹介します。
概要
MariaDB (MySQL) でデータベースをバックアップしたいことがあります。MariaDB ではデータベースのバックアップは「ダンプ」と呼ばれる作業を実行して、データベースのすべての情報をSQLのコマンドファイルとして出力します。
手順(すべてのデータベースをバックアップする)
コマンドプロンプトから、下記のコマンドを実行します。(SQLのコマンドプロンプトではありません。)
mysqldump -u root -p -x --all-databases --events > (ダンプ先ファイル名)
バージョン5.1.8以前であれば、下記コマンドでもバックアップできます。バージョン5.1.8以降は、"--events" オプションを追加する必要があります。
mysqldump -u root -p -x --all-databases > (ダンプ先ファイル名)
コマンド例
mysqldump -u root -p -x --all-databases --events > dump.sql
コマンドを実行するとパスワード確認プロンプトが表示されます。データベースのrootユーザーのパスワードを入力します。
正常にバックアップが終了すると、何も表示されずに、プロンプトに戻ります。
"dump.sql"ファイルが作成されているか確認します。ダンプできているようです。
手順(特定のデータベースをバックアップする)
コマンドプロンプトから、下記のコマンドを実行します。(SQLのコマンドプロンプトではありません。)
mysqldump -u root -p (データベース名) > (ダンプ先ファイル名)
コマンド例
mysqldump -u root -p mail > dump-mail.sql
パスワード確認プロンプトが表示されます。データベースのrootユーザーのパスワードを入力します。
正常にバックアップが終了すると、何も表示されずに、プロンプトに戻ります。
dump-mail.sql ファイルが作成されているか確認します。ダンプできているようです。
補足
- MySQLサーバーにあるデータベースの一覧を調べる方法はこちら
- MariaDBのデータベースの一覧を調べる方法はこちら
を参照してください。
以前の手順
すべてのデータベースをダンプする
すべてのデータベースをダンプして、dump.sqlに保存する場合は下記のコマンドを実行します。
mysqldump -u root -x --all-databases --events > dump.sql
正しく実行されると何も表示されずコマンド入力状態に戻ります。指定した場所にファイル(dump.sql)が作成されているか確認します。
特定のデータベースをダンプする
特定のデータベースをダンプして、dump.sqlに保存する場合は、下記のコマンドを実行します。
mysqldump -u root (データベース名) > dump.sql
例
cacti データベースをダンプする場合のコマンド例です。
mysqldump -u root cacti > cacti-dump.sql
正しく実行されると何も表示されずコマンド入力状態に戻ります。指定した場所にファイル(cacti-dump.sql)が作成されているか確認します。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。