Git の基本的な運用手順について紹介します。
1.リモートリポジトリの準備
Gitのリモートリポジトリ(Gitのサーバー)を準備します。以下の選択があります。
GitHubを利用する
GitHub(
https://github.com/)を利用してリモートリポジトリを準備できます。
GitHubへのサインアップ手順は
こちらの記事を参照して下さい。
サーバーを構築してGitをインストールする
サーバーを構築してGitをインストールすることでリモートリポジトリを準備できます。LinuxマシンにGitを導入する手順は
こちらの記事を参照してください。
Azure DevOps Services
Azure DevOps Server のオンラインホスティング版の Azure DevOps Services を利用することもできます。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/devops/からサインアップして利用できます。
Azure DevOps Server
Windows Serverを用意し、Azure DevOps Server をインストールすることで、Gitのリモートリポジトリを利用できます。Azure DevOps Serverのインストール手順については
こちらの記事を参照してください。
2.クライアントツールの準備
Gitリポジトリへアクセスするためのツールを準備します。以下が利用できます。
Gitの導入
Gitのコマンドで操作する場合は、Gitをインストールします。Windowsマシンの場合は Git for Windows が利用できます。Git for Windows のインストール手順についてはこ
ちらの記事を参照してください。
TortoiseGit
GUIで操作するためのツールとしてTortoiseGitがあります。TortoiseGit のインストール手順については
こちらの記事を参照してください。TortoiseGitを導入する場合は、事前に上記の Git for Windows をインストールする必要があります。
Visual Studio
Visual Studioを導入すると、サーバーがVisual Studio のUIからGitのリポジトリにアクセスできます。
2.リモートリポジトリの作成
リモートリポジトリ (サーバー側のリポジトリを作成します。)
GitHubの場合
GitHubの管理画面からリポジトリを作成します。手順については
こちらの記事を参照してください。
Gitの場合
サーバーにて
cd /var/lib/git
mkdir (プロジェクト名).git
cd (プロジェクト名).git
git --bare init --shared
のコマンドを実行します。手順の詳細については
こちらの記事を参照して下さい。
Azure DevOps Serverの場合
Azure DevbOps Serverの場合は
こちらの記事を参照してください。
Team Foundation Serverの場合
Team Foundation Serverを利用している場合は、クライアントのVisual Studioから作成します。「チームプロジェクトの作成」をします。チームプロジェクト作成手順の詳細は
こちらの記事を参照してください。
3.初期ファイルの配置
作成した直後のリポジトリは空ですのでファイルを追加します。
新規にプロジェクトを追加する場合
作業は不要です。次に進みます。
SubversionのリポジトリをGitに移行する場合
SubversionのリポジトリをGitリポジトリに移行する場合は、SubversionリポジトリをGitリポジトリに変換し、Gitのリモートリポジトリにプッシュすることで移行できます。移行手順については
こちらの記事を参照してください。
4. リポジトリの複製をローカルマシンに作成する (ローカルリポジトリの複製)
リモートリポジトリの複製をローカルマシンに作成します。サーバーのファイルをローカルにダウンロードするため、Subversionのチェックアウトと似た作業になります。
TortoiseGitの場合
TortoiseGitでリポジトリの複製を実行する手順は
こちらの記事を参照してください。GitHubを利用する場合は
こちらの記事を参照してください。
サーバーがTeam Foundation ServerのGitの場合は
こちらの記事も参照してください。
Visual Studioの場合
Visual Studioでリポジトリの複製を実行する手順は
こちらの記事を参照してください。
5. ファイルの編集
ソースコードを編集します。
Visual Studioの場合
通常の作業と同様にソリューションを開きコードの編集をします。新しいファイルを追加した場合はファイルの追加をする必要があります。ファイル追加については
こちらの記事を参照してください。
ソリューションを追加する場合は
こちらの記事を参照してください。
補足
より詳しいファイル編集の流れについては
こちらの記事も参照してください。
6. コミット
編集したコードをリポジトリにコミットします。この「コミット」はSubversionのコミットとは異なり、ローカルリポジトリへのコミットとなります。コミットだけではコードは全体にはまだ反映されません。
TortoiseGitの場合
TortoiseGitでコミットする手順は
こちらの記事を参照してください。GitHubにコミットする場合の手順は
こちらの記事を参照してください。
Visual Studioの場合
ステージングを利用してコミットする場合は
こちらの記事を参照して下さい。
7.同期 (プッシュ)
コミット後にローカルのリポジトリのコミットをリモートリポジトリに反映させます。Subversionのコミットに近い作業です。
TortoiseGitの場合
TortoiseGitでGitHubにプッシュする場合の手順は
こちらの記事を参照してください。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2021-12-25
作成日: 2017-11-25