ファイルを削除する - コマンド Tips

コマンドプロンプトでファイルを削除するコマンドを紹介します。

コマンド

DOSのコマンドでファイルを削除するには DEL コマンド、または ERASE コマンドを利用します。

書式

DEL (削除するファイル名)
DEL (オプション) (削除するファイル名)

ERASE (削除するファイル名)
ERASE (オプション) (削除するファイル名)
以下のオプションが指定できます。
オプション意味
/Pファイルを削除する際に確認メッセージを表示します。
/F読み取り専用ファイルを強制的に削除します。
/S指定したファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。
/Qワイルドカードを利用して削除する際に確認メッセージを表示しません。(Quiet モード)
/A属性により削除するファイルを選択します。

/Aオプションに設定できる属性値は次の通りです。
属性意味
R読み取り専用ファイル
Sシステム ファイル
H隠しファイル
Aアーカイブ
I非インデックス対象ファイル
L再解析ポイント
Oオフラインファイル
-その属性以外 (例 -R:読み取り専用ファイル以外)

例1

DIRコマンドでディレクトリ内のファイルを表示します。今回はこのディレクトリにある FormMain.resx ファイルを削除します。


次のコマンドを入力して実行します。
DEL FormMain.resx


コマンドが正常終了すると、メッセージなどは表示されず、プロンプトが表示され次のコマンドの入力待ちになります。


DIRコマンドを実行します。FormMain.resxファイルが削除されていることが確認できます。

例2 : ワイルドカードを利用した削除

先のディレクトリと同じディレクトリで次のコマンドを実行します。
DEL FormMain.*
ワイルドカードを指定しています。FormMainというファイル名のすべての拡張子のファイルを削除します。


コマンドが正常終了すると、メッセージなどは表示されず、プロンプトが表示され次のコマンドの入力待ちになります。


DIRコマンドを実行します。FormMain の名称のファイルがすべて削除されていることが確認できます。


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-05-19
作成日: 2018-11-14
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