Outlook で Exchange Online アカウントの共有メールフォルダの受信トレイや送信トレイの名称が英語で表示される現象について紹介します。
概要
Outlook で Exchange Online アカウントの共有メールフォルダの受信トレイや送信トレイの名称が英語で表示されます。トレイ名を日本語に変更する手順を紹介します。
現象の確認
Outlook Webでサインインします。アカウントのメールフォルダのトレイ名は日本語で表示されます。
しかし、共有メールボックスを開き、トレイ名を確認すると、名称が英語の表示になっています。
Office のOutlookアプリケーションで確認しても同様で、共有メールフォルダの名称は英語表示になっています。
原因
共有メールボックスのタイムゾーン設定や言語設定が日本語になっていない可能性があります。
設定手順
共有メールボックスのトレイの名称を日本語に変更する手順を紹介します。
Outlook Webを開きサインインします。右上のアカウントのアイコンをクリックします。下図のポップアップウィンドウが表示されますので、
ウィンドウ内の[他のメールボックスを開く]のリンクをクリックします。
下図の[他のメールボックスを開く]ダイアログが表示されます。
設定を変更したい共有メールボックスの名称、または共有メールボックスのメールアドレスを入力します。
候補がポップアップウィンドウで表示されますので、設定を変更する共有メールボックスの項目をクリックして選択します。
選択すると、ダイアログのボックスに選択されたメールボックス名が表示されます。ダイアログ下部の[開く]ボタンをクリックします。
Webブラウザの別タブが開かれ、選択した共有メールボックスが開かれます。左側のトレイ名が英語表示になっています。
ウィンドウ右上の[歯車]のアイコンをクリックします。右側に設定画面が表示されます。設定画面の下部の[Outlook のすべての設定を表示]のリンクをクリックします。
下図の設定画面が表示されます。
左側のメニューで[全般]の項目をクリックします。クリック後、中央のサブメニューの[言語とタイムゾーン]の項目をクリックします。
クリックして選択すると、下図の画面が表示されます。
[言語]の設定は"日本語"になっていますが、タイムゾーンが日本になっていないことがわかります。
[言語]の設定が日本語になっていない場合は "日本語(日本)" に設定します。また、[現在のタイム ゾーン]を "(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京" に設定します。
設定ができたらダイアログ右下の[保存]ボタンをクリックします。
保存完了すると、下図の画面となります。
Outlook Webの画面に戻りページをリロードします。ページが再読み込みされると、フォルダーのトレイ名が日本語に変わることが確認できます。
元のアカウントのOutlook Webの画面に戻ります。ページをリロードすると、共有メールボックスのトレイ名が日本語表示に変わることが確認できます。
Outlookのデスクトップアプリケーションで表示確認します。こちらも共有メールボックスのトレイ名が日本語表示に変わっています。
Exchagen Onlineの共有メールボックスのトレイ名を日本語表示に変更できました。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-21
作成日: 2021-06-18