Exchange Online で共有メールボックスを作成すると「メール アドレスは既に使用されています。」エラーが発生しメールボックスを作成できない

Exchange Online で共有メールボックスを作成すると「メール アドレスは既に使用されています。」 エラーが発生しメールボックスを作成できない現象の対処方法を紹介します。

現象の確認

Exchange Onlineで共有メールボックスを作成すると、次のエラーが発生します。
エラーメッセージ
共有メールボックスの作成に失敗しました
エラー:メール アドレスは既に使用されています。別のメール アドレスを選択死してください。


対処法

設定したメールアドレスと同じメールアドレスのメールボックスが作成されているか、 または、既にどこかのメールボックスでエイリアスのメールボックスに設定されている可能性があります。
心当たりがある場合は、メールボックスを探してエイリアスを削除すればよいですが、メールボックスの数が多い場合、どのメールボックスにあるのかわからない場合があります。
コマンドで指定したメールアドレスが、どのメールボックスで使用されているかを確認する手順を紹介します。

手順:事前準備

Exchange Online PowerShell モジュールをインストールします。 手順はこちらの記事を参照してください。

手順

Exchange Online PowerShell に接続します。接続手順はこちらの記事を参照してください。

接続できたら次のコマンドを実行します。
Get-EXORecipient -ResultSize unlimited | Where-Object {$_.EmailAddresses -match "(重複しているメールアドレス)"} | fl Name, RecipientType, EmailAddresses

コマンドを実行すると重複しているメールアドレスがある場合には、該当するメールボックスが表示されます。
出力
Name : (該当するメールボックス名) 
RecipientType : (メールボックスの種類) 
EmailAddress : {(メールボックスで使われているメールアドレス[複数の場合はカンマ区切りで表示]) }


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2023-08-30
作成日: 2023-08-30
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