Microsoft Entra ID の新しい統合認証方法ポリシーのみを利用する
Microsoft Entra ID の新しい統合認証方法ポリシーのみを利用する手順を紹介します。
概要
Microsoft Entra IDの認証は、「2025年9月30日に多要素認証およびセルフサービス パスワード リセットのレガシ ポリシーは廃止され、
すべての認証方法を認証方法ポリシーで管理する」動作になるとのことです。
レガシーポリシーから新しい統合ポリシーへ移行する必要がありますが、移行できたかを確認するため、古いレガシーポリシーを無効にして、
新しい統合ポリシーのみを有効にする手順を紹介します。
レガシーポリシーを無効にすることで運用の不具合がないかを事前に確認します。
手順
Microsoft Azure のコンソールにサインインします。
上部の検索ボックスで「認証」で検索します。サービスの欄に[Microsoft Entra の認証方法]の項目が表示されますので、クリックして選択します。
下図の[認証方法 | ポリシー]の画面が表示されます。
利用できる認証方法(メソッド)の有無がページ下部のリストに表示されています。
[以降の管理]の説明文の下の[以降の管理]リンクをクリックします。
リンクをクリックすると、右側にスライドインダイアログが表示されます。デフォルトの設定では [移行が進行中] のラジオボタンがチェックされた状態になっています。
ラジオボタンのチェックを [移行が完了済み] に変更します。この設定にすると、レガシ ポリシーが無視され、新しい統合ポリシーのみが利用されます。
設定ができたらダイアログ下部の [保存] ボタンをクリックします。
設定が保存されます。
変更後の設定で、多要素のサインインなどを試し、不具合がないことを確認します。
Microsoft Entra ID の新しい統合認証方法ポリシーのみを利用する設定にできました。
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- Azure Active Directory の新しい統合認証方法ポリシーのみを利用する
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。