Azure の Microsoft CDN プロファイルのカスタムドメインでSSLを利用する

Azure の Microsoft CDN プロファイルのカスタムドメインでSSLを利用するための設定手順を紹介します。

事前準備

Microsoft CDNのプロファイルとエンドポイントの設定、カスタムドメインの設定を済ませます。
Microsoft CDNのプロファイルとエンドポイントの設定はこちらの記事を、カスタムドメインの設定はこちらの記事を参照してください。

手順

Azureポータルにアクセスし、CDNプロファイル画面を表示し、設定をするエンドポイントの項目をクリックします。エンドポイントの画面(下図)を表示します。右側のエリアの[カスタム ドメイン]のセクションでSSLを利用したいカスタムドメインの項目をクリックします。


カスタムドメインの設定画面が表示されます。


[構成]セクションの[カスタム ドメイン HTTPS]のスイッチの[オン]をクリックし、カスタムドメインのHTTPS機能を有効にします。また[証明書の管理の種類]を設定します。今回はAzureのSSL証明書を利用しますので、[CDN マネージド]のラジオボタンをクリックしてチェックをします。設定ができたら画面上部の[保存]ボタンをクリックします。


変更内容を保存している旨のメッセージが表示されます。


変更が保存されるとページの下部に[状態]セクションが表示され、証明書のセットアップ処理の進捗が表示されます。最初に要求の送信が実行されます。


要求の送信が完了すると、ドメインの検証が実行されます。


今回はCDNのカスタムドメインのホスト名をDNSにCNAMEで登録してありますので、5~10分ほどで自動でドメインの検証が終わります。


その後2~4時間ほど経過してチェックすると、証明書のプロビジョニングが完了し、すべての処理が完了します。

動作確認

カスタムドメインのホスト名でhttpsでアクセスします。証明書エラーが発生せずにCDN経由でコンテンツを取得できれば問題なしです。


以上でMicrosoft CDN プロファイルのカスタムドメインでSSLを利用できるようになりました。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2019-01-10
作成日: 2019-01-10
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