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Azure CDN の Verizon CDN で https(SSL)のアクセスをすると 502エラーが発生しコンテンツが取得できない

Azure CDNでVerizon CDNを利用した場合に SSL でアクセスすると502 エラーが発生する現象について紹介します。

現象

Azure CDNでVerizon CDNを利用し、SSL(https)でアクセスすると、ページが表示されずファイルのダウンロードダイアログが表示されます。


デバッガーやネットワークモニターでレスポンスを確認すると、レスポンスコードが502になっていることが確認できます。

原因

Azure CDNのVerizon CDNではSNIに対応していないことが原因と考えられます。

対処法

Verizon CDNのソースとなるホストのバインドを確認します。バインドの編集画面の[サーバー名表示を要求する]にチェックがついていることが確認できます。このチェックがついている場合SNIに対応しているWebブラウザでないとアクセスできません。


[サーバー名表示を要求する]のチェックボックスのチェックを外すことで、Verizon CDNからアクセスできるようになります。

注意
[サーバー名表示を要求する]のチェックボックスを外すことができるのはサーバーに登録されているバインドのうち1つだけです。SNIに対応していないSSLの仕様は1つのIPアドレスに対して1つのSSLサイトを利用するためです。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2018-02-23
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