Microsoft Azure の仮想マシンの固定IPを開放して、動的IPに変更する

Microsoft Azure の仮想マシンの固定IPを開放して、動的IPに変更する手順を紹介します。

概要

Azure の仮想マシンに固定IPを割り当てたのち、固定IPを開放したい場合があります。パブリックIPアドレスの項目の構成を確認すると のインフォメーションが表示され、[割り当て]のスイッチがグレーアウトしており、を動的に戻すことができません。

手順

ネットワーク インターフェイスに割り当てられているIPの関連付けを解除する

Azure ポータルにアクセスし、左側のメニューの[すべてのリソース]をクリックします。仮想マシンを作成している場合、下図の画面が表示されます。[ネットワーク インターフェイス]の項目をクリックします。


下図の[ネットワーク インターフェイス]の設定画面が表示されます。メニューの[設定]セクションの[IP configurations]メニューをクリックします。


IP configurations の画面が表示されます。ネットワーク インターフェイスに割り当てられているIP構成が表示されています。[ipconfig1]の項目をクリックします。


[ipconfig1]の設定画面が表示されます。


[パブリックIPアドレス]のセクションの[無効]をクリックします。画面上部の[保存]ボタンをクリックして設定を反映し、パブリックIPアドレスを無効化します。


画面に[ネットワーク　インターフェイスが保存されました]のポップアップメッセージが表示されます。


パブリックIPアドレスが無効になりました。

パブリックIPアドレスの割り当てを動的に変更する

[すべてのリソース]画面に戻り、[パブリック IP アドレス]の項目をクリックします。設定画面が表示されますので[構成]メニューをクリックします。下図の画面が表示されます。ネットワーク インターフェイスに割り当てられていた、パブリック IP アドレスを無効にしたため、設定が変更できる状態になっています。


[割り当て]セクションの[動的]をクリックして固定IPを動的IPに変更します。設定後画面上部の[保存]ボタンをクリックします。


[パブリック IP アドレスを保存しています]のポップアップメッセージが表示されます。


パブリック IP アドレスの設定が変更されました。

ネットワーク インターフェイスに動的割り当てに変更した、パブリックIPアドレスを割り当てる

動的な割り当てに変更したパブリックIPアドレスをネットワーク インターフェイスに再度割り当てます。

[すべてのリソース]画面に戻り、[ネットワーク インターフェイス]の項目をクリックします。[ネットワークインターフェイス]の設定画面のメニューの設定セクションの[IP Configurations]メニューをクリックします。下図の画面が表示されます。
[IP configurations]の設定画面の[ipconfig1] の項目をクリックします。


[ipconfig1]の設定画面が右側に表示されます。[パブリック IP アドレス]の欄が"無効"になっています。


[パブリック IP アドレス]の"有効"をクリックして、パブリックIPアドレスを有効にします。"有効"が選択されるとスイッチの下に[IP アドレス]の項目が表示されます。[必要な設定を確認してください]の欄をクリックします。


[パブリック IP アドレスの選択]画面が表示されます。ネットワーク インターフェイスに割り当てるパブリックIPを選択します。今回はパブリックIPは一つしかないため、表示されているパブリックIPアドレスの項目をクリックして選択します。


[IP アドレス]の欄に選択したパブリックIPアドレスの項目名が表示されています。画面上部の[保存]ボタンをクリックして設定を確定します。


[ネットワーク インターフェイスが保存されました]のポップアップメッセージが表示され、変更が反映されます。


以上で、パブリックIPアドレスを、固定IPアドレス割り当てから動的IPアドレス割り当てに変更できました。