3D Studio MAX 2.5 について

3DSMAX 2.5を使用しました。

プラグインについて

 さて、このソフトなんですが、相変わらずリソースを食いつぶしてしまいます。そこで、stdplugs ディレクトリーのプラグインをつぶさなくてはいけないのですが、少々要領が違います。では、みていきましょう。


 これが、Stdplugs ディレクトリー(だろう?)です、まず フィルターなんですが、Apollo.flt なるフィルターがあります、これが Lenz Effect 関連のフィルターです、とってしまうと グロー・レンズフレア などのエフェクトが使えなくなるので注意しましょう。

  • stdfilt.bmf というのはテクスチャーなどをマテリアルブラウザーで張り付けるときに使用されるようです。これがないとテクスチャーの読み込みができなくなるので、ほぼ必須のファイルでしょう。
  • bmi というのはインポーターです。xxx.bmi ファイルを使うことで XXX 形式のファイルを入力・出力できるようになるようです。
  • dle というのはシーンのエクスポーターのようです、3ds ascii dwg(LightWave か?) dxf vrbl vrml などのエクスポートができるようです。
  • dli というのはインポーターのようです 3ds aii(Adobe Illustrator) dwg (LightWave か?) dxf vrml などのインポートができるようです
  • インポーター、エクスポーターには DLL がセットのものがあります。Dwgeres.dll(エクスポート) Dwgires.dll(インポート) Epsres.dll などがそうです。
  • dlm というのはモデリングのプラグイン dlo というのはオブジェクトのプラグインでしょう、あまりとらない方がいいのではないでしょうか。
  • dlr はレンダリングです
  • dlt はテクスチャー(木目、マーブル、など)
  • dlu はユーティリティー
  • flt はフィルターです。

 ちなみに、プラグインの互換性についてですが。基本的には3DSのR2と互換です、3DS R2のプラグインをそのまま噛ませても動きます、(下図) この状態で、シーンのロードセーブもできます。<strong>ただし、NURBS を用いたシーンは保存時にエラーがでて保存・読み込みができなくなります。</strong>この部分が変わっている(言い換えれば、より良くなっている)部分のようです。どうやら、保存時にプラグインのID(バージョン)をチェックしているらしく、ここでEXE 側のIDと違うとエラーコードがでてくるようです。

操作性について

 相変わらず、リソースを食いつぶしてしまうのですが、本体のリソース使用量が減ったのでしょうか、R2と比べるとリソースの占有率が少し下がったような気がします。(その分プラグインが増えているが・・・) ワイヤーフレームの描画などに関しても心なしか速いような気がします。(ということは、変わっていないと言うことか?) 使用してみた感覚としては、いったいどこが違うんでしょう??という感じで、見た目にもレイアウト部分にもほとんど差がないような感じです。

 新機能としては、マルチサブオブジェクトを使わないマテリアル設定、バグの無くなったブーリアン演算、NURBS、・・・とあるみたいですが、新しくなっている機能を見つける方が大変な感じです。

著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。
最終更新日: 2017-01-17
作成日: 2009-04-26
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