Quadraspire Q4D のレビュー

Quadraspire Q4D のレビューです。

入手のきっかけ

部屋のレイアウト変更をしたことで、アンプ (YAMAHA A-S2000) の置き場所が無くなってしまいました。また、PCや周辺機器を置く場所もなくなってしまいました。
アンプの設置場所に困ってしまったこともあり、そろそろアンプをしっかりしたラックに収納したほうが良いと思い、オーディオラックを探したところ、Quadraspire のラックがシンプルなデザインで良さそうでしたので入手することにしました。同じラックにPCや周辺機器も収納しようと思います。

サイズやカラーを検討して、Quadraspire Q4Dの19mm シルバーポールのオーク材板を入手することにしました。

購入

ヨドバシのオンライン通販で購入しました。

配送

新型コロナウイルスの感染拡大の影響のため、木材が入手できなくなってしまったとの連絡があり、調達に長い時間がかかるとのことでした。
辛抱強く待ち続け、3か月弱経って、ようやく入荷し、配送されてきました。

梱包

パッケージです。


型番はQ4Dですが、Quadraspireのワールドな製品名としては、Q4LARGE に相当するようです。


ふたを開けると緩衝材が詰められています。緩衝材を取り出すとパーツが梱包されています。


梱包されていたパーツと説明書一式です。


こちらが支柱と脚の梱包です。


標準では脚はスパイク脚になっています。オーディオ用としてはこちらを利用するのが一般的ですが、今回は汎用の台としても使う予定なので、動かしやすい平脚を別途注文して使用することにしました。


こちらが支柱の梱包です。一つのパッケージに4本支柱が梱包されています。


全部で12本梱包されています。


説明書一式です。


スパイク受けも付属しています。スパイク脚を利用する場合はこちらのスパイク受けを使うこともできます。


アルミの支柱がさびないよう組み立て用の手袋も同梱されています。


棚板です。


梱包を開きます。角と支柱の穴を保護するためのスポンジがはめられており、しっかり梱包されています。


木の手触りもよく質感も非常に良いです。木の香りがします。


こちらが裏側です。スリットは彫られていないタイプです。

平脚の梱包

別途注文した平脚です。


こちらが平脚のパッケージです。


頭のねじを締めるための金属の棒が付属しています。


平脚の外観です。


床と設置する部分と頭の部分がねじになっており外すことができます。床のほうのねじは高さ調整用だと思われます。

組み立て

説明書です。読むと上から組み立てるほうがよさそうな感じです。非常に重いアンプ(50Kgクラス)を乗せる場合は、 下から組み立てて、組み立てながらアンプを乗せたほうが良いかと思います。


棚板を取り出しました。棚板をどの順番で取り付けるか決めます。


棚板の厚さは19mmです。新しいタイプの棚板のようです。3か月も待ちましたので、新しく製造されたもののようです。
棚板が黒く汚れていますが、こちらは保護用のスポンジのカスです。からぶきするときれいになりますので、心配せずに組み立てて大丈夫です。


支柱の梱包を外しました。


脚の頭についていたねじ部分と支柱を棚板に取り付けます。


4本取り付けました。


棚板を載せます。


ねじ部分が棚板から出ますので、次の支柱をねじ部分に取り付けます。


3段目の棚板を取り付けます。よく見るとわかりますが、この時組み立てを間違っています。棚板には前後がありますので注意してください。


間違っていることに気づかず支柱を取り付けてしまっています。


4つ目の棚板を取り付けます。


平脚を取り付けました。


逆さにして完成です。(組み立て間違っていますが)


写真を撮ったりして眺めているうちに組み立て間違いに気づきました。上から見ると棚板が曲線になっている部分と直線の部分が混ざってしまっています。


いったん棚板を外します。


棚板を確認します。左側は直線ですが、右側は緩いカーブになっています。カーブになっているほうが棚の前側になります。


組み立てなおしました。


上から確認します。今度は問題なさそうです。


完成です。


シンプルなデザインでとても良いです。棚板の曲線も美しいです。


設置してアンプを配置した状態です。

デザイン

シンプルで良いです。今回はオーク材の棚板にしましたが、白すぎずちょうどよいカラーの印象です。シルバーポールとも合う色です。
棚板の面取りや緩やかなカーブも非常に良いと思います。

ぐらつき

しっかりしたつくりで、ぐらつきはないですが、強く揺らすと多少はぐらつきがあります。ぐらつきを極力抑えたい場合は、今回入手した19mmのポールではなく、 より太い直径の32mmのポールのものを使ったほうが良いかと思います。

質感

棚板はMDF材とのことで無垢材の棚板ではないですが、木の肌触りや自然な木目があり、質感もよい印象です。
アルミポールも梨地感があり、ギラギラしておらず落ち着いたデザインで触った感触もよいです。

使用感

問題なく利用できます。棚に重いアンプを入れるのは結構大変ですので、組み立てながらアンプを入れていくほうが良いかもしれません。
標準の18cmの支柱で通常の機材は入るかと思います。大型のアンプを収納する場合は、あらかじめ高さを測っておき、サイズに合った支柱を注文する必要があります。
また、Q4Dは奥行きが456mmありますので、アンプやオーディオ機器以外に、ゲーム機やタワー型PCのラックとして使うことにも適していると思います。

その後

アンプやPCなどを収納して半年ほどすると、重量または湿度の影響のせいか、ポールのねじが緩んできて、棚がぐらつくようになってきました。 再度ポールを締めることでしっかり固定でき、ぐらつきもなくなりました。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2020-10-03
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