ヤマハ A-S2000 プリメインアンプのレビュー
YAMAHA プリメインアンプ A-S2000のレビューです。
購入
Soavo-1を購入する際に同時に購入しました。(2009年2月)
2018年時点では、発売開始日や入手しやすさを考慮すると、A-S1100がよさそうです。2015年時点では、後継機のA-S2100が販売中です。レベルメーターが搭載されるようになりました。側板の木の部分もSoabo-1 BP/NS-F901と同様のピアノフィニッシュ仕上げになっています。
2021時点では、発売開始日や入手しやすさを考慮すると、A-S1200がよさそうですが取扱店舗が少ないです。
2024年時点では、入手しやすさを考慮するとA-S801(S)が良さそうです。
パッケージ
2009年時点では詳細な記録を撮っていないため、箱や梱包状況の写真はありません。
以下は2021年撮影のものです。
内容物一式です。説明書、登録カード、リモコン、電源ケーブルが付属しています。
電源ケーブルです。太いケーブルです。プラグ部分は真鍮でできているようです。
リモコンです。
外観
外観: 2009年撮影
外観: 2021年撮影
撮影しなおし版です。
正面です。
背面です。
YAMAHAのロゴと型番は左上にプリントされています。
電源スイッチです。電源スイッチはプラスチックでできているためか、使用頻度が高いので塗装がはがれてしまっています。
ボリュームダイヤルは正面パネルの右側にあります。
入力切替ダイヤルと、ミュートスイッチ、PHONO切り替えスイッチです。
イコライザーのつまみです。
背面の入力端子です。XLR端子のバランス入力が1系統、RCAピンプラグのLINE入力5系統(LINE1, LINE2, TUNER, CD)、PHONO入力が1系統あります。
電源ケーブルのコネクタとスピーカーケーブルの接続端子です。
スピーカーケーブルの端子は回すと端子の頭がスライドします。中に穴が開いた端子があり、こちらにスピーカーケーブルを差し込んで挟んで固定する形状です。
使用感
サイズ
奥行きが465mmあり、奥行きがかなりあります。オーディオラックであれば、奥行きが長いものが多いため設置は問題ないと思いますが、一般的なサイドボードやテレビボードを
利用している場合は億機が足りない可能性があります。
重量
22.7kgあります。かなり重いです。ラックに入れるのも一苦労です。
デザイン
シンプルでよいデザインです。カラーも高級AV機器によくありがちなゴールドではなくシルバーなのも良いです。
側板の木製のパネルもアクセントがあってよいです。
発売当初はフロントパネルのデザインが古めかしいとの指摘がありましたが、ほとんど気になりません。
熱
使っていると、かなりの熱を出します。ラックに入れて閉じ込めてしまう場合は気を付けたほうが良いかもしれません。使わないときはこまめに電源を落としたほうがよさそうです。
出力 / スピーカーとの相性
Soavo-1(BP)を接続して使っていますが問題なく鳴ります。パワー不足なども感じません。(ボリュームダイアルは10時~11時あたりで使っています。)
ボリュームを回したり、イコライザーを使っていてノイズが乗ることはほとんどありません。また、TA-313に比べて出力に余裕がある感じがしました。大きな音量も12時~1時くらいの位置で無理なく出せます。TA-313のときは2時~3時くらいの位置まで回していました。
音質
SONYの
TA-313からの乗り換えでしたが、一言でいうと「クリーン」な感じの音がします。音のバランスはそれほど大きな違いは無いものの、若干低音が弱めになっている印象をもちました。音は全体的に脚色などされない感じ、"あっさり、さっぱり"な印象です。
(TA-313はかなり古いものでしたのでボリュームを回すとノイズが入ったりしていましたのであまり比較対象にはならないと思われます。)
操作性
ボリュームダイヤル
ボリュームコントロールはクリック感のないタイプです。無段階でボリュームを調節できます。ダイヤルの重さも重すぎず、軽すぎずちょうどよい感覚です。
その後
電源スイッチ
3年くらい使い続けていたら、よく触る電源スイッチのつまみの塗装が剥げてきました。ちょっとがっかり。
はじける音
使っていると稀に「ぱちん」と何かがはじけるような音がします。ほこりが入ってショートしているのでしょうか?
7~8年すると音が出なくなりました。
加熱時の収縮音
10年ほど利用すると、電源を入れてアンプが温まるまで、プチプチと部品の収縮音が出るようになりました。
十分アンプが温まると音はしなくなりますが、電源投入から、1時間ほど定期的に、音がするため、だいぶ気になってきました。
また、電源をOFFにした場合も、温度が下がるにつれて、プチプチと音がします。
この音が、買い替えの要因の一つになりました。
電波ノイズが入る
近隣でアマチュア無線を始めたようで、14Mhz、あるいは、1.9MHz帯の電波が雑音としてアンプに入る現象が発生しました。
デジタル通信をしているためか、ホワイトノイズのような雑音が入ります。ノイズ自体はそれほど大きな音は出ませんが、
思い出したように頻繁に入るため、かなり気になります。
接続ケーブルの変更(
Oyaide オヤイデ PA-02 TXM V2の導入)や
トロイダルコアの導入もしましたが、結局ノイズを防御できませんでした。
リプレース
電波ノイズや加熱時の音などの症状が出たため、12年目にリプレースしました。リプレース機種は
SONY TA-A1ESです。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2011-08-04
改訂日: 2021-09-26