Orbi AX6000 トライバンドメッシュWiFi6 システム のレビュー

Orbi AX6000 トライバンドメッシュWiFi6 システム のレビューです。

入手のきっかけ

BUFFALO WAPM-1166D を利用してきましたが、導入から5年が経過したことと、Wi-Fi 6 に対応した機器(Intel AX200, Intel NUC10i5FNK, iPhone 11 Pro)を導入し始めており、このタイミングで Wi-Fi 6 に対応したアクセスポイントを 導入することにしました。
合わせて、導入後はデスクトップPCなどの有線LANの機器をできるだけ無線化することにしました。

以下の条件で新しいWi-Fiアクセスポイントの候補を選定することにしました。
  • Wi-Fi 6 対応
  • できるだけ高速なもの
  • メッシュシステム、または中継器が増設できるもの
  • トライバンド

該当製品はいくつかありましたが、ゲーミング向けのメカメカしいWi-Fiルーターが多くデザイン的に好みのものがなかったため、 「Orbi AX6000 トライバンドメッシュWiFi6 」を選択することにしました。
「Orbi WiFi 6 Mini AX4200」も候補でしたが購入できる店舗が少なかったことや、通信速度の面でAX6000を選択しました。
また、「Velop AX MX5300 メッシュ Wi-Fi 6 ルーター」も有力な候補でしたが、LinkSysとNETGEARとのブランド比較で、NETGEAR採用となりました。

購入

Amazonで購入できます。
今回2台セットを入手しました。

パッケージ

パッケージは下図です。大きめの箱です。


ふたを開けると説明書が入っており、その下にふたがあります。


中のふたを開けると、本体と付属品の箱が梱包されています。

内容物一式です。本体2台、説明書、付属品(ACアダプタ)の箱が入っています。


本体はビニール袋に梱包されています。


付属品の箱の中にはACアダプタが梱包されています。


説明書です。

外観

本体

本体です。ルーター(親機)とサテライト(子機)です。開封時にはわかりやすいようにビニールの帯が巻いてあり、"ROUTER" "SATELITE" の表示がありわかりやすくなっています。


本体の外観です。帯を外すとほとんど違いが判りません。


ルーターの背面の下部のLANコネクタ部分です。Routerの表示があり、ルーターであることがわかります。 ACアダプタのコネクタがあります。LANコネクタは4つ、WAN側のコネクタが1つあります。


サテライトの背面の下部のLANコネクタ部分で鵜s。Satelliteの表示があります。 ACアダプタのコネクタと、LANコネクタ4つがあります。


底の部分にはゴム板が取り付けられており滑りにくくなっています。

ACアダプタ

ACアダプタは同じものが2つ入っています。


ACアダプタの外観です。

LANケーブル

LANケーブルも同梱されています。きしめんタイプのLANケーブルです。


ACアダプタと接続します。通電されるとACアダプタのコネクタの左のインジケーターランプが緑色に点灯します。


前面のLEDライトが白色に点灯します。

セットアップ

今回、Orbi WiFi System App を使用して初期設定してみます。 初期設定の手順はこちらの記事を参照してください。

セットアップ中にペアリングができると青色に点灯します。

使用感

ランプ

前面のLEDランプは電源ON時とペアリング時に点灯するのみで、通常利用時には点灯しないため、 夜中も点灯したままでまぶしいといった状態にはなりません。

接続

BUFFALO WAPM-1166では、2.5GHzと5.0GHz帯で2つのアクセスポイントが見える動作でしたが、Orbi AX6000ではアクセスポイントは1つになっています。

電波状態

ルーター、サテライト両方を2Fに設置して利用していますが、1Fでも問題なく利用できます。一般的な住宅であれば、2台あれば十分な印象です。

通信速度

IEEE 802.11ac と体感ではそれほど大きな違いは出ませんが、Wi-Fi 6 を利用した通信機器の場合は、通信速度が向上しているため、 大きなファイルコピーの動作が速くなっている印象です。
また、Wi-Fi 6機器でない場合でも、通信開始時の反応が若干良くなっているような気がします。
1.2Gbpsで接続できた場合は有線LANと同程度の使用感になる印象です。それでも、大容量のファイル転送では有線LANより速度が若干落ちる印象です。

接続安定性

利用中に切断されるといった現象は発生しておらず、安定して接続ができる印象です。親機やサテライトの設置場所を変更すると、位置関係が変わるため、 どちらの機器と接続するかに迷いが出るためか、接続先の切り替えが発生することがあるような挙動に見えます。

機器ごとの通信速度

Xperia1 : IEEE802.11a/b/g/n/ac

Xperia1 は866Mbps で接続できました。

iPhone 11 Pro

iPhone 11 Proでは 640Mbps で接続できました。

Windows : Intel AX200

Intel AX200搭載のPCでは 961Mbpsで接続できました。


アクセスポイントが近くにあり、接続状態が良いと1.2Gbps で接続できます。

Windows : Intel Dual Band Wireless-AC 8265 802.11 a/b/g/n/ac

Intel Dual Band Wireless-AC 8265 では650Mbpsで接続できました。


アクセスポイントが近くにある場合は 866Mbpsで接続できます。

Windows : Intel Dual Band Wireless-AC 8260 IEEE802.11ac

Intel Dual Band Wireless-AC 8260では 866Mbpsで接続できました。

通信状態の傾向

IEEE802.11ac に対応している機器の場合、アクセスポイントが遠くにある場合は、600Mbps程度の速度でつながるケースが多いです。 アクセスポイントに近い場合は866Mbpsで接続できます。
WiFi 6対応の機器では、アクセスポイントが近くにある場合には、1Gbps越えの速度で接続できます。
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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2020-10-04
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