インテル Intel Wi-Fi 6 AX200 のレビューです。
購入のきっかけ
デスクトップPCのBluetooth機器接続にUSBのアダプタを使っていましたが、USBのポートを占有してしまっており、ポートを開けたいため本体に内蔵できるタイプのBluetooth兼WiFiカードを載せることにしました。検討した結果IntelのWifi + Bluetoothカードを使うことにしました。信頼性や性能を考慮してIntelのM.2カードを入手することにしましたが、せっかくなのでWi-Fi 6に対応したカードを入手することにしました。Intel AX200 がWi-Fi 6に対応したカードなので入手することにしました。
Intel AX200とAX201の違い
IntelのWi-Fi 6対応カードには AX200とAX201があります。型番が大きいほうが性能が高そうなイメージですが、 Wi-Fi 6 AX200は一般的なPCで利用できるタイプに対し、Wi-Fi 6 AX201はCRFモジュールのため、Intel Select のチップセットのみで動作します。
動作条件がかなり厳しそうなため、AX200を入手することにしました。
AX200はWi-fiがPCI Express、BluetoothがUSBのインターフェイスですが、AX201はM.2 CNVio2と呼ばれるインターフェイスになります。
Intel Select のチップセット
C62xやC627のチップセットを指しているようです。
購入
Amazonで購入できます。
Intelからアンテナとセットのパッケージも登場しています。(PCI Expressカードは付属していません)
パッケージ
パッケージは下図です。白い封筒のようなラッピングです。
中に静電防止パッケージに梱包されたM.2のカードが入っています。
外観
カードの外観は下図です。
コネクタ部分は NGFF M.2 Key の形式です。A+E Key です。
カードの変換ボードへの取り付け
今回は変換カードに取り付けてデスクトップPCで利用します。変換カードは
Fenvi FV101を利用しています。
変換カードのコネクタにカードを差し込みます。
カードを押してねじ止めして取り付けます。
Wi-Fi + Bluetooth カードなのでアンテナ線の接続をします。アンテナ線を接続し忘れると、電波が受信できず全く接続できませんので注意してください。
アンテナ線の接続ができました。
カバーを取り付け、カバーのねじを締めて取付完了です。
PCへの取り付け
PCのPCI-Expressスロットに取り付けます。
カードを差し込んで接続します。
マザーボードの内部USBコネクタとカードのUSBコネクタとを変換ボード(Fenvi FV101)に付属のケーブルで接続します。
背面部分にアンテナを取り付けます。
取付完了です。
ドライバーのインストール
OS標準のドライバーでカードが自動で認識されない場合は、別途ドライバーのインストールが必要です。ドライバーのインストール手順は
こちらの記事を参照して下さい。
使用感
Wi-Fi
Wi-Fi 6のアクセスポイントが無いため、Wi-Fi 6 での利用はまだ、ありませんが IEEE 802.11ac を利用した5GHz接続が利用できました。通信が途切れることもなく快適に利用できています。ただしデスクトップPCで大容量のデータ転送が多いため、メインは有線LANで利用しています。
その後
Wi-Fi 6 のアクセスポイント (
NETGEAR Orbi AX6000) を導入しました。接続したところ、アクセスポイントが近くにある場合で1.2Gbpsで通信できました。有線LANと同程度の体感速度になりましたので、無線LANメインで利用しています。
Bluetooth
問題なく利用できています。アンテナが大きいせいか離れていても安定して通信できるような気がします。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2020-01-04