Orbi AX6000 の初期設定 (アクセスポイントとして利用する場合の設定)
Orbi WiFi System App を使用して Orbi AX6000 を設定する手順を紹介します。
概要
Orbi AX6000を設定します。一番おすすめの方法がスマートフォンのアプリを利用して設定する方法と紹介されているので、Orbi WiFi System App を使用してセットアップしてみます。
手順
Orbi WiFi System App を利用
今回は、iPhoneを利用して設定します。Apple App Storeで Orbi WiFi System App を検索してページを表示します。
[入手]ボタンをタップしてアプリをダウンロード、インストールします。インストールできたら[開く]ボタンをタップしてアプリを起動します。
スプラッシュスクリーンが表示されます。続いて[サービス利用規約]画面が表示されます。[同意する]ボタンをタップします。
[Access Local Network]画面が表示されます。[続ける]ボタンをタップします。
ローカルネットワーク上のデバイス検索の許可を求めるダイアログが表示されます。[OK]ボタンをタップします。
プッシュ通知の有効化の画面が表示されます。今回は[今はしない]をタップします。
[位置情報サービスを使用したWiFi自動接続]画面が表示されます。[許可]ボタンをタップします。
orbiの開始画面が表示されます。[開始する]ボタンをタップします。最初にNETGEARのアカウント作成の必要があります。
[アカウント作成]ボタンをタップしてNETGEARアカウントを作成します。必要事項に入力して[続ける]ボタンをタップします。
Face IDの有効化確認画面が表示されます。続いて2段階認証の有効化確認画面が表示されます。設定後、アカウント作成完了画面が表示されます。
[ようこそ]画面が表示されます。「新しいNETFEAR製品をインストールしますか?」の確認メッセージが表示されます。[はい]ボタンをタップします。
QRコードをスキャンする旨のメッセージが表示されます。本体の梱包の帯にあるQRコードを読み取ります。
ONUを再起動する旨の画面が表示されます。[次へ]をタップします。OrbiとONUをケーブルで接続する旨のメッセージが表示されます。
今回の設定ではすでにルーターが稼働しており、ルーターの交換はしないのでスキップしてみます。[次へ]ボタンをタップします。
サテライトの検出画面が表示されます。[次へ]ボタンをタップします。サテライトの検出が実行されます。
Wi-Fiネットワークの接続許可ダイアログが表示されます。[接続]ボタンをタップします。
接続が始まりますが、Orbiが見つかりません。のメッセージが表示されます。
このあたりから動作が怪しくなってきます。
iPhoneの[設定]画面の[Wi-Fi]の画面を表示します。アクセスポイントが表示されますので、[Orbi60]のアクセスポイントをタップします。
下図の画面が表示されます。
[Wi-Fiネットワーク "ORBI60" はインターネットに接続されていません。]のメッセージが表示されます。[インターネットに接続せずに使用]をタップします。
アプリに戻りますが、Orbiが見つかりませんのメッセージのままです。[再試行]ボタンをタップしてみますが変わりません。
再度、iPhoneの[設定]画面の[Wi-Fi]の画面を表示します。アクセスポイントが表示されますので、[Orbi60]のアクセスポイントをタップします。
下図の画面が表示されます。画面の下にスクロールすると[対応のスマートフォンをお持ちでない場合は、こちらをクリックしてください]のリンクをタップします。
下図の[Orbiへようこそ]画面が表示されます。[次へ]ボタンをタップします。
サービス利用規約画面が表示されます。[利用規約に同意し、NETGEARによるOrbiデバイスの自動アップグレードを了承します。]のチェックボックスにチェックをつけます。
チェック後[次へ]ボタンをタップします。
インターネット接続を検出しています。メッセージが表示されます。
自動で検出できないため、下図のダイアログが表示されます。[いいえ、手動で設定します]を選択します。選択後[次へ]ボタンをタップします。
[Orbiサテライトのセットアップ]画面が表示されます。[次へ]ボタンをタップします。サテライトが検出されます。
[管理者アカウント設定]画面が表示されます。管理者のIDである admin ユーザーのパスワードを設定します。設定したいパスワードを入力して設定します。~
項目の入力ができたら、[次へ]ボタンをタップします。
[Wi-Fiのセットアップ]画面が表示されます。SSIDやパスワードを変更する場合は、新しいSSIDとパスワードをテキストボックスに入力します。入力ができたら[次へ]ボタンをタップします。
[設定完了]画面が表示されます。[次へ]ボタンをタップします。
[エクステンダーのアップグレード]画面が表示されます。しかし、現在の状態では、Orbiのルーターやサテライトはインターネットへの接続はできない状態なので、
オンラインアップグレードはできない状態です。いったんスキップします。右上の[スキップ]リンクをタップします。
[Orbiにログインします]画面が表示されます。先ほど設定したadmin のパスワードを入力してサインインします。
[Orbiネットワークの検出]画面が表示されますが、[ケーブルのチェック中]メッセージでエラーが発生します。LANケーブルのチェックメッセージが表示され続け先に進めません。
ここまでのまとめ
アプリを使った場合、ONUと接続して、ルーターとして利用する場合は簡単にセットアップできそうですが、ルーターが既に稼働しており、ONUと直結しない場合の設定は
あまりうまく動作しないようです。
ファームウェアのアップデート
設定する前に念のため、ファームウェアーのアップデートをします。ファームウェアーのアップデート手順は
こちらの記事を参照してください。
Webブラウザで設定 (ルーターモードをアクセスポイントモードに変更する)
アプリでの設定はこれ以上進めないため、Webブラウザで設定します。
既にルーターは稼働している環境ですので、アクセスポイントとして利用できるよう設定します。
OrbiのWi-Fiネットワークに接続する、または、LANケーブルでOrbiと接続します。Webブラウザで http://orbilogin.com にアクセスします。
Orbiのネットワークに接続した場合、http://orbilogin.com の名前解決が、OrbiのルーターのIPアドレスになる動作に見えます。
認証ダイアログが表示されますので、先に設定したadminのIDとパスワードで認証します。認証ができると下図の画面が表示されます。
左側のメニューの[高度]をクリックします。高度メニューが表示されますので、[詳細]カテゴリの[ルーター / APモード]の項目をクリックします。
下図の画面が表示されます。
[APモード]のラジオボタンをクリックして選択します。Orbiの動作をアクセスポイントモードに変更します。画面の図でも既設のルーターと接続する表示になっています。
ページ上部の[適用]ボタンをクリックします。下図のアラートダイアログが表示されます。IPアドレスが変更になる旨のメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
エクステンダーの再起動になります。
参考:モードごとの説明
ルーターモードの場合、説明図は下図になります。ONUからのケーブルをルーターに直結する図になっています。
APモードの場合は、既存のルーターとOrbiのルーターを接続する図になります。
なお、ネットワーク内にDHCPOサーバーがない場合や、OrbiのルーターのIPアドレスを固定したい場合は明示的にIPアドレスとデフォルトゲートウェイを指定する必要があります。
その場合は、APモードの[Enable fixed IP settings on this device (not recommended)]のラジオボタンをクリックしてチェックします。選択すると、下図のダイアログが表示され、
OrbiルーターのIPアドレス、ネットワークマスクを指定でき、インターネットに接続するためのゲートウェイIPアドレス、DNSサーバーのIPアドレスを指定できます。
アクセスポイントモードで利用する場合は、以上で設定完了です。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。