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ルーター機能が利用できない PR-500KI を同一ネットワークに接続するとDHCPサーバーからIPアドレスが付与できない

ルーター機能が利用できない PR-500KI を同一ネットワークに接続するとDHCPサーバーからIPアドレスが付与できない現象についての紹介です。

現象

ルーター機能が利用できない PR-500KIの LANポートからネットワークに接続すると、DHCPサーバーからIPアドレスが付与できない現象が発生します。

下図の状態の接続であれば問題ありません。


下図の接続にすると、DHCPで接続できていたマシンがつながらなくなります。
LANポートが足りなくなったので、余っているところを使おうとして、この接続をしてしまうパターンがあります。


すぐに現象が発生しないこともあり、特に他の管理者下にあるネットワークの場合、非常に原因特定が難しいです。

原因

ルーター機能が利用できない PR-500KIでも、DHCPサーバーが動作しているためと考えられます。
ルーター機能が利用できない PR-500KIでも、DHCPサーバーが動作しているらしく、 "169.254.215.125" といった "169.254.XXX.YYY"形式のIPアドレスが割り当てられる現象が発生します。そのため、既存のDHCPサーバーと競合し、"169.254.XXX.YYY"のIPアドレスが端末に割り当てられ、ネットワークの通信ができなくなります。

対処法

PR-500KIとの接続はルーターのみとします。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2017-01-22
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