Anker PowerExpand 6-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ のレビューです。
入手のきっかけ
スマートフォンにUSBオーディオインターフェイスやUSBメモリを接続したいため、OTG変換ケーブルまたは、USBハブを入手することにしました。
できればスマートフォンを充電しながらUSB機器を利用したいため、USB Type-Cで、PCに給電できるハブを入手することにしました。
USBハブを探したところ、USB PD(Power Delivery) に対応したハブであれば、USBハブに入力した給電をデバイスの充電に使えるとのことで、USB PDに対応したハブを探したところ、
Anker PowerExpand 6-in-1 USB-C PD イーサネット ハブが良さそうでしたので入手することにしました。
購入
Amazonでも購入できます。
パッケージ
パッケージは下図です。
上部のふたを開けてトレイを引き出すと梱包された本体を取り出します。
内容物一式です。Happy? Not Happy?の説明書、本体、キャリングケースが梱包されています。
外観
本体の外観です。
注意書きのシールが貼られており、注意事項が記載されています。本体の USB Type-C ポートからのディスプレイ接続に対応していないこと、
本体が50度程度に熱くなるのは正常な動作であること、本体のUSB Type-A のポート、Type-C のポートからの充電には対応していないことが記載されています。
USB Type-C コネクタ部分です。コネクタのケースは金属でできており、Ankerのロゴがプリントされています。
キャリングケースの外観です。
本体の外観です。
本体の側面の片側に、HDMIコネクタ、USB Type-C コネクタが2つあります。右側のUSB Type-CコネクタはPD INのコネクタになっており、電源入力のコネクタです。
電源入力のUSB Type-C のコネクタにUSB機器を接続しても認識できません。PD INのコネクタは電源供給のみの用途となっています。
反対側の側面にはUSB Type-Aコネクタが2つあります。
本体の先端部分にRJ-45の有線イーサネットのコネクターがあります。
Windowsでの利用
Windowsマシンに接続した場合には、デバイスマネージャーの[ユニバーサル シリアル バス デバイス]の項目に "Anker USB-C Hub Device" として認識されます。
USB Type-C でディスプレイの出力に対応していない場合は、下図のアラートが表示されます。
ディスプレイの接続が制限される可能性があります
接続する DisplayPort デバイスがお使いの PC でサポートされていることを確認してください。詳しいトラブルシューティング情報については、このメッセージを選択してください。
また、イーサーネットのポートは [Realtek USB GbE Family Controller] として認識されます。
ノートPCへの充電
充電に対応した、ノートPCの USB Type-C コネクタにAnker PowerExpandを接続し、PD INに充電アダプタからのUSB電源入力を接続するとPCの充電ができます。
ただし、充電の出力が53Wのため、充電はできますが、電力が低い旨のアラートが表示される場合があります。
スマートフォンへの充電
USB Type-CコネクタのあるスマートフォンにAnker PowerExpandを接続し、PD INに充電アダプタからのUSB電源入力を接続すると、スマートフォンの充電ができます。
Chromebookでの利用
USB Type-CコネクタのあるスマートフォンにAnker PowerExpandを接続し、PD INに充電アダプタからのUSB電源入力を接続すると、Chromebookの充電ができます。
また、HDMIコネクタからHDMIケーブルでディスプレイに接続するとChrombookのセカンドディスプレイとして認識され、利用できます。
Chromebookのスペックにも依存しますが、4K解像度(3,840 x 2,160)での出力も可能でした。
スマートフォンへのデバイス接続
USB Type-CコネクタのあるスマートフォンにAnker PowerExpandを接続し、Type-A や Type-C コネクタにUSBメモリを接続するとUSBメモリを参照できます。
(OTG変換コネクタやOTGケーブルは不要で接続できます。)
デバイスが認識されるとファイルマネジャーにOTG機器として、または、デバイス名が表示されUSBメモリにアクセスできる状態になります。
また、
YAMAHA AG03など、オーディオインターフェイスを接続した場合は、USBヘッドフォンと認識され利用できるデバイスもあります。Google Meetでの利用や、
サウンドの再生出力にオーディオインターフェイスを利用できます。
端末によっては、OTG接続とPD給電が共存できないデバイスがあります。
スマートフォンの機種によっては、OTG接続で利用している状態では端末への充電ができないものがあります。
逆にOTG接続した状態で、スマートフォンに対してPD給電できる機種もあります。このあたりの細かい仕様は実際に接続して試して、
どのような動作になるか確認してみるしかないかと思われます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-24
作成日: 2021-08-07