タイムラインの指定範囲を書き出し出力する - After Effects

タイムラインの指定した範囲を書き出し出力する方法を紹介します。

概要

コンポジションを作成して、書き出しを実行すると、通常はコンポジションのすべてを動画ファイルで書き出す動作になります。 コンポジションのすべてではなく指定した範囲を書き出したい場合もあります。この記事では、コンポジションのタイムラインの指定した 一部の範囲を書き出す手順を紹介します。

準備

確認用のコンポジション(下図)を作成します。10秒のコンポジションで0秒から5秒までは[前半]の文字が画面に表示されます。


5秒から10秒までは[後半]の文字が画面に表示されます。このコンポジションで表示が切り替わる4秒から6秒の範囲のみを動画で書き出したいです。

手順

コンポジションウィンドウのタイムラインの上部の左側にある青色のマーカー [ワークエリア開始] をドラッグして右方向に移動します。



タイムラインの4秒の位置まで移動しました。この変更により、書き出し開始の位置が4秒からになります。


続いて、コンポジションウィンドウのタイムラインの上部の右側にある青色のマーカー [ワークエリア終了] をドラッグして右方向に移動します。



タイムラインの6秒の位置まで移動しました。この変更により、書き出し終了の位置が6秒までになります。


[ファイル]メニューの[書き出し]の[Adobe Media Encoder キューに追加...]の項目をクリックして動画を出力します。


Adobe Media Encoder が起動しキューにコンポジションが追加されます。キューーの実行ボタンをクリックして動画の出力を開始します。

サンプル

出力した動画です。コンポジションの4秒から6秒の範囲のみが書き出された2秒の動画になっていることが確認できます。


著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。
最終更新日: 2024-02-11
作成日: 2020-12-14
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