Windows 11 / Windows 10 でリモートデスクトップ接続を許可したが接続ができない
Windows 11 / Windows 10でリモートデスクトップ接続を許可したが接続ができないことがあります。
発生する現象
[設定]でリモートデスクトップの接続を許可にしても、リモートデスクトップで接続できない状態になります。
以前のWindows10のバージョンでは、[システムのプロパティ]でリモートデスクトップの接続を許可するため、下図のダイアログです。
接続すると下図のエラー(「リモートデスクトップはリモートコンピューターに接続できません。次のいずれかが原因です・・・」)が発生します。
原因1: ファイアウォールの設定で接続を拒否している
ファイアウォールの設定で、パブリックネットワークからの接続を拒否している可能性があります。
ネットワーク設定が「パブリックネットワーク」になっており、かつ、ファイアウォールの設定でパブリックネットワークからの接続を許可していない場合は、接続できない状態となります。
設定手順
方法1 : ファイアウォールの設定を変更し、パブリックネットワークからの接続を許可する
コントロールパネルを開きます。[システムとセキュリティ]のカテゴリをクリックします。
[システムとセキュリティ]のカテゴリが表示されます。上から2番目の[Windows ファイアウォール]をクリックします。
Windows ファイアウォールの設定画面が表示されます。左側のメニューから[Windows ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可]をクリックします。
許可されたアプリ画面が表示されます。一覧のリストから[リモートデスクトップ]を探します。接続できない状態では、右側の[パブリック]のチェックボックスのチェックが外れています。
[パブリック]のチェックボックスのチェックをつけます。設定後、画面下部の[OK]ボタンをクリックして設定を反映します。
以上の手順でパブリックネットワークからのリモートデスクトップの接続を許可しました。リモートデスクトップで接続できるか確認します。
方法2 : プライベートネットワークに変更する
デフォルトのファイアウォール設定ではプライベートネットワークからのリモートデスクトップ接続は許可する設定になっているため、ネットワークのモードをプライベートネットワークに切り替えると、接続できるようになります。
プライベートネットワークへの切り替え手順については「
Windows10 のネットワーク設定を「プライベートネットワーク」に変更する」の記事を参照してください。
原因2: スリープ設定 - PCを起動した直後は接続できるが、その後接続ができなくなる
PCを起動した直後は接続できるが、その後接続ができなくなる場合は、接続先のPCがスリープ状態になっている可能性があります。
この場合は、接続先PCの電源設定を変更するか、スリープ状態になら似よう設定すると問題を解消できます。
原因3: ローカルアカウントでログインできない
ローカルアカウントでログインできない原因については「
ローカルアカウントでリモートデスクトップ接続できない」を参照してください。
原因4: Microsoft Entra ID (Azure AD) 参加マシンにログインできない
Microsoft Entra ID (Azure AD) 参加マシンにログインできない場合は
こちらの記事を参照してください。
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- Windows 10 リモートデスクトップ 接続できない
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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2015-08-03
改訂日: 2023-12-04