Stable Diffusion + ComfyUI + Counterfeit-V3.0 をインストールしてAIで画像生成する手順を紹介します。

概要

AIでのイラスト作成が話題になっています。学習モデルもバージョンアップし、生成される画像のクオリティも上がっている状況です。
出遅れ感はありますが、Stable Diffusionを使用してAIイラストを生成してみます。

ComfyUI のダウンロード

はじめにComfyUI をダウンロードしてインストールします。
ComfyUIのリリースページ(https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI/releases/tag/latest)にアクセスします。

[Download Link with stable pytorch 2.0 cu118 + xformers]のリンクをクリックして、最新版のパッケージをダウンロードします。


ComfiUIのパッケージファイルをダウンロードできました。


7-zipを利用して圧縮ファイルを展開します。(7-zipのインストール手順はこちらの記事を参照してください。)

Stable Diffusion 1.5 (Counterfeit v3.0) を利用する場合

Counterfeit-V3.0 のダウンロード

Counterfeit-V3.0をダウンロードします。リポジトリのページ(https://huggingface.co/gsdf/Counterfeit-V3.0)にアクセスします。


[Files]のタブをクリックします。ファイルの一覧が表示されます。今回は一番サイズの大きいモデル "Counterfeit-V3.0.safetendors" のファイルをダウンロードします。


ファイルの項目をクリックし、ファイルのページで[Download]リンクをクリックします。

Counterfeit-V3.0 VAEファイル のダウンロード

Counterfeit-V3.0のVAEファイルをダウンロードします。Counterfeit-V3.0のVAEファイルは、Counterfeit-V2.5のVAEファイルを利用します。
Counterfeit-V2.5のリポジトリのページ(https://huggingface.co/gsdf/Counterfeit-V2.5)にアクセスします。


[Files]のタブをクリックします。ファイルの一覧が表示されます。"Counterfeit-V2.5.vae.pt" のファイルをダウンロードします。


ファイルの項目をクリックし、ファイルのページで[Download]リンクをクリックします。


"Counterfeit-V3.0.safetendors" と "Counterfeit-V2.5.vae.pt" のファイルをダウンロードできました。

Counterfeit-V3.0 のモデルとVAEファイルの配置

ComfyUI を展開したディレクトリにアクセスします。(インストール先ディレクトリ)/ComfyUI_windows_portable ディレクトリの ComfyUIディレクトリに入ります。


(インストール先ディレクトリ)/ComfyUI_windows_portable/ComfyUI/models/checkpoints ディレクトリを開きます。このディレクトリに先ほどダウンロードした、 "Counterfeit-V3.0.safetendors" のファイルをコピーします。


モデルファイルをコピーして配置しました。


(インストール先ディレクトリ)/ComfyUI_windows_portable/ComfyUI/models/vae ディレクトリを開きます。このディレクトリに先ほどダウンロードした、 "Counterfeit-V2.5.vae.pt" のファイルをコピーします。


VAEファイルをコピーして配置しました。


(インストール先ディレクトリ)/ComfyUI_windows_portable ディレクトリを開きます。 今回実行するPCにはnVidiaのグラフィックカードが接続されていますので、ディレクトリ内の run_nvidia_gpu.batをダブルクリックして実行します。


Webブラウザが起動し、下図のページが表示されます。


デフォルトの状態のまま、右下のウィンドウの[Queue Prompt]ボタンをクリックします。


処理が実行されます。実行されている処理に緑の枠が表示されます。


処理が完了すると一番右側のノードの[Save Image]に生成された画像が表示されます。


画像で右クリックします。ポップアップメニューが表示されますので[Open Image]の項目をクリックします。


生成された画像が表示されます。

出力結果

今回、デフォルトの設定でこちらの画像が生成できました。
"beautiful scenery nature glass bottle landscape, , purple galaxy bottle,"


Stable Diffusion + ComfyUI + Counterfeit-V3.0 を導入してAIで画像生成できました。

その他の出力

プロンプトの後ろに "1 girl solo" を追加して生成してみます。
キャラクターらしきオブジェクトが表示されました。


"beautiful scenery nature glass bottle landscape, , purple galaxy bottle,1 girl solo,"


プロンプトを "beautiful landscape, detailed face, 1 girl solo," にします。女の子のキャラクターが生成されました。



もう少しアニメっぽくしてみます。プロンプトを "beautiful landscape, detailed face, anime_style style 1 girl solo," にします。 アニメらしい画像が生成されました。



同じプロンプトで seed の値を変更してみます。結果が変わります。



全身を生成してみます。プロンプトを "beautiful landscape, detailed face, anime_style style 1 girl solo,standing full body" に変更します。



背景を空にしてみます。プロンプトを "clear sky cumulonimbus landscape, detailed face, anime_style style 1 girl solo,standing full body" に変更します。空の背景になりました。

SDXL (Counterfeit XL) を利用する場合

Counterfeit XL のダウンロード

Hugging FaceのCounterfeit XLのHubページ(https://huggingface.co/gsdf/CounterfeitXL)を開きます。 下図のページが表示されます。


ページの[Files and versions]のタブをクリックします。下図のページに切り替わります。ページを下にスクロールし、"CounterfeitXL-V1.0.safetensors"のファイルをダウンロードします。



ダウンロードしたファイルは、(インストール先ディレクトリ)/ComfyUI_windows_portable/ComfyUI/models/checkpoints ディレクトリ内に配置します。

画像の生成

デフォルトのノード構成を利用します。[Load Checkpoint]のノードで読み込むモデルファイルを"CounterfeitXM-V1.0.safetensors"に設定します。
プロンプトには以下を設定します。


[Queue]ボタンをクリックして実行します。下図の画像が生成できました。



プロンプトを変更した場合の結果です。



SD1.5の結果と比較すると、出力画像の解像度が大きいこともあり、キャラクターの崩れが少ないです。