数式の結果がエラーであることを判定する - #VALUE! #DIV/0! の判定 - Excel

数式の結果が"#VALUE!"や"#DIV/0!"などのエラーであることを判定する方法を紹介します。

概要

エラーを判定する場合は ISERROR()関数、またはISERR()関数を用います。
ISERROR関数は引数の値が
  • #N/A
  • #VALUE!
  • #REF!
  • #DIV/0!
  • #NUM!
  • #NAME?
  • #NULL!
の場合、TRUEを返します。

ISERR関数は引数の値が
  • #VALUE!
  • #REF!
  • #DIV/0!
  • #NUM!
  • #NAME?
  • #NULL!
の場合、TRUEを返します。(#N/Aの場合はTRUEを返しません)
補足
ISERR関数はテストの対象が#N/A以外のエラー値の場合にTrueを返します。

書式

ISERROR([判定する数式])
ISERR([判定する数式])

例1:エラーの判定

B2セルに次の数式を入力します。
=10/0


0で除算をしているため、数式を確定するとB2セルに表示される値は#DIV/0になります。


C2セルに次の数式を入力します。
=ISERROR(B2)


数式を確定します。C2セルにTRUEが表示され、B2セルの内容がエラーであることが確認できます。


例2:エラーの場合に特定の値にする

値がエラーの場合に特定の値にする場合には、IF文とISERROR関数を組み合わせます。

B2セルがエラーの状態で、C2セルに次の数式を入力します。 ISERROR(B2) がTRUEである場合には、0をセルの値として表示します。
=IF(ISERROR(B2),0)

IF文の詳細についてはこちらの記事を参照してください。


数式を確定します。B2セルがエラーのため、C3セルに0の値が表示されます。

著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-03-20
改訂日: 2024-03-20
作成日: 2014-02-13
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