Excelで「時:分」表記を小数時間表記に変換する方法を紹介します。
概要
Excelで「時:分」表記を小数点時間表記に変えたい場合があります。たとえば、7:45を7.75時間に変えるなどです。
Excelでは時刻表記は内部でシリアル値として格納されています。下の図は時刻表記がどのようなシリアル値になっているか表示し、「時:分」表記を小数点時間表記に変えている例です。
まず、C列の設定ですが、C列はセルの書式設定で「数値」を選択し小数点以下が表示されるよう設定します。
D列も同様に「数値」を選択し、小数点以下が表示されるよう設定します。
C3セルには数式"=B3"を入力します。C3セルをコピーし、列の下のセルにもペーストしておきます。
![](https://resources.ipentec.com/document/image/office-excel-datetime-serial-04)
D3セルには数式"=B3*24"を入力します。D3セルをコピーし、列の下のセルにもペーストしておきます。
下図を見ていただければわかるかと思あれますが、日付の場合は "1900/1/1" を1.0としています。"1900/1/2"は2.0となります。"1900/1/1 12:00"は1.5となります。時刻の場合も同様に、
"00:00"は0、"24:00"は1となります。「時:分」表記を小数点時間表記に変える場合は、シリアル値を
24倍し、その値をそのまま表示すればよいことがわかります。D列で24倍しているのはそのためです。
"4:30"(4時間30分)が4.5時間になっていますので、結果としても正しいことがわかります。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-01-20
作成日: 2010-01-05