Accessの入力フォームのコントロールをComboBoxに変更する手順を紹介します。

事前準備

下記のテーブルを作成します。

products テーブル

ID	ProductName	Price	Category	Code	Weight
1	もふもふチェア	¥58,000	椅子	MO-5080	3.20
2	ふかふかベッド	¥89,000	寝具	BD-1010	8.40
3	かわいいテーブル	¥249,800	テーブル	CU-254	4.60
4	きらきらライト	¥38,500	照明	KL-304	1.80
5	ほっそりダイニングチェア	¥39,800	椅子	HDH-101	1.25

sal テーブル

ID	code	count	saledate
1	MO-5080	4	2017/02/02
2	CU-254	1	2017/02/02
3	KL-304	1	2017/02/02
4	HDH-101	1	2017/02/07

今回はsaleテーブルの入力フォームを作成します。フォームのcodeの項目の入力コントロールをコンボボックスに変更し、ドロップダウンリストにproductsテーブルのコードを一覧表示することで入力を容易にします。

手順

Microsoft Access を起動し、データベースファイルを開きます。


上部のツールリボンの[作成]タブをクリックします。


左側のナビゲーションウィンドウで作成するフォームの元になるテーブルをクリックして選択します。選択後、ツールリボンの[フォーム]ボタンをクリックします。


フォームが作成され、フォームのレイアウトビューが表示されます。

コントロールのコンボボックスへの変更

コンボボックスに変更したいコントロールをクリックして選択します。選択状態になるとコントロールの周囲にオレンジ色の枠が表示されます。


右クリックしポップアップメニューを表示します。メニューの[コントロールの種類の変更]をクリックします。


サブメニューが表示されます。サブメニューの[コンボボックス]の項目をクリックします。


テキストボックスのコントロールがコンボボックスに変更されました。

コンボボックスの要素リストの設定

コンボボックスをクリックして表示されるドロップダウンリストに表示される項目の一覧を設定します。

レイアウトビューでコンボボックスのコントロールをクリックして選択します。画面右側の[プロパティ シート]の[データ]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。プロパティシートの[値集合ソース]の[...]ボタンをクリックします。


クエリデザインビューが表示されます。


[テーブルの表示]ダイアログも表示されます。今回はproductsテーブルの項目をドロップダウンリストの項目に利用しますので、products tテーブルを選択し、ダイアログ下部の[追加]ボタンをクリックします。


クエリデザインビューにproductsテーブルが追加されます。


クエリデザインビューの下部エリアのフィールド項目を編集します。フィールドの項目に"Code"を指定します。


クエリを変更すると下図の[SQL ステートメントの変更を保存し、プロパティの設定を変更しますか？]の確認ダイアログが表示されます。[はい]ボタンをクリックして設定を反映します。


クエリデザイナを閉じ、フォームのレイアウトビューに戻ります。[プロパティ シート]の[値集合ソース]の値にSQL文が設定されていることが確認できます。


SQL文は のSQL文が設定されています。


設定は以上で完了です。フォームを保存します。フォームレイアウト画面で、タブの上で右クリックしポップアップメニューの[上書き保存]を選択します。


[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。テキストボックスにフォーム名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。


フォームが保存されました。

動作確認

フォームの動作を確認します。フォームを開いてフォームビューでフォームを表示します。


コンボボックスを開きます。ドロップダウンリストが表示され、productsテーブルに登録されているコードの一覧が表示されます。


レコードの新規作成も試します。


コンボボックスを開くと、先と同様にproductsテーブルに登録されているコードの一覧が表示されます。



以上の手順で、フォームのコントロールをコンボボックスに変更できます。